昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

欠けた空

情報は優位にもなるが、情報とは、混乱を招き、今を見えにくくさせ、屈折した者が統括する社会では、何かを遂行するための恫喝が続けられ、惨めさを溜め込んだ退廃的な動機が加速し、簡単に消費される彼女たちや彼らが謳う論理により膠着する私の逃避行、耽溺を繰り返す覇者たちの通り道、導かれる思いの仄かな災い、伴侶を失い彷徨う老人、管理下に置かれた分裂的な馬、灌漑により潤う頭、脳裏にそなわる春が、刹那や修羅を祝い、散漫な狂気を抱えた自己犠牲の滓、投影されるものにより隠される動機、寄生虫のような私たちの傲慢な消費が云々と、誰もが分かり合えることはない戦争の孤独、複製された真理を崇める亀たち、乱立する意識的な悔悟を吐き出す大きな口を持った大木、狂信者たちがたむろする無言の部屋、閉鎖的な観念が屹立し、新たな森を形成するための営みを続け、倦怠感を抱えた動機が信心などを破棄し、何かを愛することに神を挟み込むことを辞めた途端に、真実の愛が氾濫し、祈るよりも近付き、苦しみながらも、愛することを諦めない限りは、何かを崇めたりする必要すら無くなり、内面的に汎用される飾りだけの言葉を排除し、自らの愛に行き着く。散々な今朝を愛撫し、全体主義的な格納庫では、正気を失った焼夷弾やら、約束を突き破るファルス的な焦燥感やらでいっぱいであり、何かの目的のために続けられる意識的な戸惑いや、朗唱される欺瞞や不満足やらが、互いの憎しみを更に更に、と焚き付け、更なる憎しみと呪いを生む間には、ロジカルなものなどなくなり、皆は野蛮人に変わり、利己的な破壊や、固定観念が推奨するニセモノの真理に対し、真偽などを求めずに、短絡的な破壊を容赦なく続ける意思的な紛い物を崇めるために、この命を継続してきたわけではないのであるし、やがて滑落するだけの意思は、価値観などを葬り、支配するために扇動したり、ねつ造したりする間に屯する情報により挫けたり、いじけたり、はたまた偏るがあまりに怯懦に至った自らの思想を示すためだけに、いばり散らすような連中が示す誤りから解放され、誰もが無垢なままに、互いを怒ったり褒めたりするような日々を取り戻す。