昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

義理人情

つんざく冬の風、雪やコンコン霰やコンコンと嘆くスピーカーから感染するウィルス、擦り寄る世界の終わりと、無関心な若者と、無駄に年老いた者たちの集合体、この星の尺度が生み出す運命やらが支配する原理、偽装された真理すらあったかく感じるほどに孤独というものは、擦り寄るものを簡単に受け入れてしまい、退屈で体系化されたニセモノの神を崇めたりして、今の苦しみをごまかしたり、傲慢なままに混ざり合う忌々しい日々のオマージュや、イマージュや、アガペーや欺瞞なんかが降り注ぐ退廃的な夜の余韻、淫蕩に耽るクリスマスの憎しみを超えて、大罪なんかを謳うような季節的な汚穢を着込んだ信仰を飛び越えるほどの跳躍力を与えるジョーダンのスニーカーなんかを履いて、道端に唾吐いて、善意の配下のような連中の言うことなんて聞くはずもないし、家庭なんてものは薄気味悪いし、愛していたものすら、すぐさま年老いて、退屈な理想や理由を掲げて、ゲシュタルト崩壊したりなんかして、したり顔で恐怖なんかを煽り、あいまいに寄贈された真偽なんかを駆逐して、セオリー通りに生きるより、行き交う人々のうるさい足音なんて聞きたくないし、機械的な人々のオブジェクトとしての役割なんて担いたくもないし、似合わない思いを着込んで混濁する理由が流動し、勘違いを及ぼすだけの世界の汚濁から抜け出す先には人間の終わりがあり、人間の始まりがある。ネットリテラシーが云々とバグった頭でちんぷんかんぷんな理想をくっちゃべる君の口を縫うために手が存在しているわけであるし、しがない君の犠牲的な真意に基づくものなどは所詮は独善的な思いにより、誰かによく見られたいだけの君の正しさなんて飽き飽きだ。