昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

正義の犠牲

誰もが褒めることを辞め、否定的で過激な催し物に参加して、叫べば叫ぶほどに軋轢を生み、世界的な溝は深まるばかりであるし、あらゆる苦痛を復旧させるためのコードを打ち込んで、混乱を招くための魂胆が分配すべき希望も生み出せないで、所詮は自分のためだ、と批判するための道具と偶像を探し歩いて、支配的な連中が示唆するものに偏りを示して、自分の意見すら持たずに、ただ流されているに過ぎない者は偏りを生み出すだけであるし、あらゆる苦痛を引き伸ばし、悲観するしかないような現状でも、牧歌的なものに和み、静謐に揺らぐ先々で兆しを見つけ、見繕うものがつたない歴史を飛び越え、とこしえになびく物語の一部始終に自らを組み込み、アンニュイとしたままで、従わずに逆らい続ける喜びによりグングンと伸びる意識的な起源が軍国主義なんかを超越して、経済のために犠牲にならなければならないような世界を変化させ、変革を謳うよりも変化に気付いて、機械的に生きるよりも快適に生きて、無知であることを否定したりもしないで、ひけらかす間に移行してくる痛みを跳ね除け、すべてから除け者にされても尚、この意識や意思は誰にも明け渡さずに、分け合うために分け隔てなく、無益であろうが無償で提供し、抵抗を深めるために、君との絆云々よりも継承し、次々と生み出される自分の分身たちが、あらゆる弊害を打ち倒し、君だけの世界を君が建造し、神を乗り越え、数学的に逸脱し、誰にも咎められないというか、とがめられることもない境地に至り、簡単な悟りなどに騙されないように、君が君で居て、私が私であることに、私が責めないためにも、この闘いは誰に負わせることもなく、また私が負うことより、誰かや何かに責任転嫁して責めないためにも、延々と続けてきたことに、馴れ合いをも超えて、ここでひとりであろうが凍えることもなく、ここで木漏れ日を浴びて、あらゆる変化を恐れないために、自分で自分を温めるの、だ。