昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

波形

宇宙の模様や、君の轍、なけなしの金を叩いて、度重なる苦痛を癒す乖離した帰り道、リリカルな衝動性だけが、今ある豊かさを突き破り、自らの確かさという足枷を外して、永遠に制限されずに、自らの答えに行き着き、たどり着いた先々では、殺伐とした都会的な病を新たに生み出すための、名付け親たちが、あらゆる偏見を生み出し、今に未来を奪うだけであるし、拒絶しても尚、迫る意味は、欺瞞や憤懣などを用いて、誰もが攻撃的であることを祝うような、退屈な快楽に寄りかかるだけの連中が示唆する答えなどには、何の理解にも至らずに、借り物の自由や理由や、流動的な今に迫る罪などに制限されずに、数多ある理由が加速し、今に通過していくだけの過ちから解き放たれ、大義なんかは不必要であるから、ふくよかな今に辿り着き、退廃的な意味を飛び越え、運命にすら反して、宇宙的な音が酸化し、重なる音と音がこすれる合間に、あざとい彼女たちの思考からは、乱立する憎しみなどを静観する予言者たちが、あらゆる罪を呼び覚ます。すべてに呼応し、もう孤独にはさせないから、と、猛毒の蜘蛛が騙る退廃的な愛の背理、性善説を噛みちぎる野良犬たちの遠吠え、マスカラを塗りたくる彼女との交信、理論的な終わりにひしめく愛が、怠惰なものをねつ造したり、陳腐な夢を語ったりと、忙しく付きまとう価値には、嫌気がさすし、惨憺たる情景に蔓延る憎しみやらの配下になってしまった人々の構図、あらゆる変化を恐れてばかりいる君の側に現れる素晴らしい瞬間の循環。