昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

火傷

瀕死の言葉を拾い集める。耽溺しているだけの人々や、織りなす稀有な論理が瞬く間に伝染して、人類を滅ぼすとか、と促すペシミストたちがストーンとしている塞ぎ込んだ午後、可愛く枯渇している君の窄んだ心を搾取し続ける資本主義のクソ、ラクダのコブの中には今までの愛が集約されている、と砂漠の彼方で観点を消費して、たび重なる罪の意識なんてものを蹴散らして、座りやすくする間にひれ伏すだけの君の喜劇や悲劇なんかの脚本を書いて、関係性にそぐうための偶像である私をすり抜けていく知りもしない君の内情、口腔内に広がる寸胴な味、ミメシスと西瓜、迎撃される原住民たちのプロット、乱視によって乱れる視界の白や黒、約束を破りまくり、悔い改めず、間違いを認めず、難癖つけ、誰も信じず、と歪んだ君の口から排気されるものにより、世界とは黒く染まり、大気は汚されてしまい、誰も住めなくなるまで、吐き出される言葉の隅々には、純粋な悪というよりも、悲しみにより引き出された憎しみというものにより、ルサンチマンに変貌した者を解放する前に、自らを回転させ、誰にも飼い慣らされずに、誰にも買われずに、買い被ることなく、ことごとくに爪痕をつけ、消えない傷と共に我を忘れるな、と獣、引き出される意味が占領する先には、終わらない争いと欲が融合し、そこで高揚し続ける君のシステマチックな意思が徘徊し、全てを須く薙ぎ倒し、欺瞞を促し、不満ばかりを問うような同化や同調などから離れ、無垢なままに妖精と踊る。