昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

砂塵

簡素なファンタジー機械的な街並みで消費され、その場で保たれる不安と、もたらされる苦しみを飛び越え、一切を愛で漁る。理由や理念などは即座に和み、すべては抜け殻に変わる。周辺から巻き込まれては、裁かれ堕落し、ふしだらな理想から組み込まれたシステムにからは、快活な動機すらも生まれず、ただなあなあに引き伸ばされてきた問題により誘われる苦しみから解放されようともがけばもがくほどに今に食い込み、そこから抜け出られなくなり、ただ理解しようという気概すらなく、ただひたすらに否定的な奴らが生み出す疎外感や、監視されているだけの季節に食い込み管理されるだけに至るような順序などに疲憊し憤慨しては、ただうんざりするだけの思考の真裏に潜む理念やら偶像やらを保管していく器たる星の間、らんらんと逍遥する先々であいまいな理性が加速し、恒常的な高揚感に即座に現れる言葉がことごとくに命を与え、名付けられなければ排除され、仲間はずれになったとしても、私だけが名も無い君を覚えているし、その名も無いものの内部に存在するストーリーを引き連れ、退屈な生活の配下になるために、私たちは生かされているとか、と促すレジスタンスをも乗り越え、新たな愛の配下に下るような理想をも蔑みながら、逆らうほどに勝敗などを無視して、ままならぬ衝動から生まれるような独裁を淘汰するために生まれた愛こそが原初の記憶であり、産まれた瞬間は、ただの愛であったその存在や物体がそこで孤高を目指し、ただひたすらにすべてをひるがえすためだけにためらわずに犠牲する、と謳う正義の保身やら自己防衛により流す涙やらが入り混じる空間、馴染まぬ思いが自覚を飛び越え、新たな世界を見つけ出す間に破綻する思いが高次に至り、超越し続ける思いの監獄の中で檻を突き破り生まれる力が降り注ぐ朝。