昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

時代性の襞

にぎやかなだけのクソ、退屈な今朝に塗りたくる青、卑劣な人々の墓地と偶像崇拝、林立する憎しみのビル群、新たな国家の誕生を祝う傀儡たち、無くしたての感情が浄化されるまでの日々、無機質な季節を踏み荒らす乖離した感情の数、虐げられた思いをひけらかす愛憎が真理を食べ尽くし、品位なんかを軽やかに歌い上げ、稼働される思いが横暴になり、担う歴史なんかが今の邪魔をする。似合わない奇跡を踏みしめ、歓喜にうごめく苦痛の花々、乱用される真実がもたらす普通による抑圧を受け入れるだけの村社会、恥の文化を舐め回す権利の恥部、無様なのは生かされているという弊害に気付かずに、ただ与えられた生命を無駄に扱うだけの人々、無策が故に無作為に人を傷つけるだけの連中が示唆する幸せなどは、所詮は自分のためだ、と犠牲を絶えず孕んでいくランダムな世界に漂う儀式的なシステムや、憎悪を溜め込んだ奴らが供儀を生み出し、奪い合うだけの主観は感覚を麻痺させ、還元される苦しみが今を麻痺させていくだけに至るような闘争がアイロニーを生み出し、今を踏み台にしては、憎しみだけを世界に撒き散らす。間引きされる人々の渦、正式な正義が娶られ、形式的な正義に陥り、今に位置付けられる苦しみによる閉塞感に押し込められる感情が虐げられる。