昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

ふくよかな星

ノスタルジックな面影がじゅくじゅくになり、開いた傷から流れる血が、挫けた今が擬態化し、乾燥した世界には、砕けた歌詞が飛び散り、世界に色を与えてはみたものの、すべてが瞬時に色褪せ、今に終止符を打ちたい、とこの囚人みたいな日々に別れを告げるべく、つたない罪や犠牲や議席や償いなどが、言い訳がましく募る今に肥大化する意識的な災いが卑劣に司り、ドルや円の大団円の最中、私は角膜に浮き上がるガールフレンドたちの亡霊と踊り、論難が打ち出すマントラ曼荼羅に集うことにより、擬似的な意識の革命などを得た、と勘違いを施すための宗教的な脅しに反発し、オキシドールや、開いた瞳孔や、取り止めのない日々に途端に集合する物事や、神々しくきらめく太陽、ジュラ紀から進化してない脳が、やがて超然としたものを生み出して、今にエモーションを吐き出して、詩的な理想を構築し、此岸に意味を与えるために延命し、永続する命が、うわべだけの幸せに剥奪された本質的な幸せや喜びを取り戻すための闘争の雨の中で、すべては体裁を保つだけの意味のない繰り返しのように思えてしまう、と嘆く君の互換性が古い、と云々、この静かで邪魔のない生活にも魔法みたいなものが降り注いで、宿り木を探す木々たちの黒ずんだ顔にもサヨナラを告げて、さまたげられるだけの法を根絶やしにして、すべてが飽和するまで間引きされるだけの今からエクソダスして、粛清のために降り注ぐ隕石や、定期的な滅亡を誰にも会わずに見つめる形式的な美とニヒリズムの曖昧な祭壇に登り、供儀として捧げられた連帯感を即座に解除して、解放される思いも崩壊して、ただ重いだけの物質として、位置的なものから逸脱できずに、その場に居続けるだけの日々の中で纏うものなどは、どれもボロボロではあるが、それなりに味があり、どれもがドレスやタキシードに変わるまで、哲学的に事象を積み上げるのです。