昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

英雄

願い事すら届かんあんたらの世界、獰猛な欠如を加速させ、猜疑心なんかを加速させ、なんの希望も与えずに朽ち果てる隙間、色彩すら愚かだ、と荘厳な面影に寄り添う定期的な苦しみが畏怖を流布し、凄艶な月日にたむろする連中が示唆する支配的な迎撃によりイラつく頭、数多の思いが高揚して、貪婪な刹那をむさぼる強要的な奴らの狭い価値観に勘違いしたり、滅ぶや云々とまとわりつく退屈な普遍性の兵器が、世界中を駆逐して、チクチク痛む心は、誰かの幼稚な物差しによりこうあるべきだと決められ、定められ、自分の罪をごまかすために誰かに責任転嫁し、自らの罪を誰かにかぶせ、誰かを磔にし、詰まる憎しみを押し出すために叫び続ける君は、世界は延々と引き伸ばされ、圧縮される値や、対価なんかが今に邪魔になるだけだし、防衛なんかが膨張して、何かに侵略されるだとか、と被害者意識を加速させ、邪推し続けるほどに生まれる躓きや、つたない迎合により錯乱する世界のルールやルーツや、そこで悲劇を改ざんして、死地に生まれることごとくの不協和音や、不貞などを弄る偶像や、偶然を謳いながら、蹴落とす人々が蝕む窮屈な論理に妨げられながら、ながらくの退屈を超越し、自分らしさなども放棄して、逃避行に出かける。かけがえのないものすらすぐさま蹴落とされるだけの無謀な世界に証拠すら残さず、すぐさま消え去ることに躊躇いすらなく、たたずむ一切が厭わずに超越して、誰にも捕まえられずに、瞬く間に飛び去る。