昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

感情

乾燥した器に生命を吹き込む作業を続け、摩耗した世界で保つべきものすらなくなり、長らくに攻め入るセンチメンタルな物陰や、そこでアンニュイとして腰掛ける小動物たちの慟哭や、いつ散るかもわからぬ命です、と祈りを続ける君の手、肥大化する思いの純度や、散り散りになった意識の結晶を集めて、定期的に生まれる恨みつらみなどを乗り越えて、のらりくらりと人を裏切りながら、カタルシスになんか至るために、至らぬ思いを加速させ、意識の枷を外す。すべてはぞんざいな恥に塗れたものである、とあらゆる偏見により偏りを示す依存的な連中が示唆するものにより加速していく風景の中ではすべてが風化し、破壊することだけに重きを置き、応用されるために与えられた意味なんかにより課せられた罪によって枯渇していくだけに至るような集まりになんかに参加して、一気に老け込む君の仰々しい思いを従え、侵食していく痛みや、歪な信念に籠城していく意識的な影に食い込む怪訝なものが覆い被さり、加算される原理や、理性すらも損ない、そこかしこでデカダンスを撒き散らし、マネキンみたいな人々が闊歩する自堕落な楽園で、本物なんてものは存在すらせずに、宣言などを騙りながら、ドラマチックな俯瞰がフカフカになるまで塗りたくられた色から派生していく面影の数々を撫でる柔らかい翅や、加速していく動機が誰にも捕まえられずに、らんらんとして輪廻を飛び越え、流行を蹴散らす。ただ与えられたものに満足などできるわけもなく、曖昧に支配されるだけに至るような社会などからは自らはみ出し、すべてをひっくり返し物事の裏側を見る。君たちの世界にはウンザリであるし、何も肯定すべきものもないし、ただあらゆる制限により磔にされたり、デリカシーもなく今に入り込み、涜神行為なんかを続けて、髪の毛なんかもツンツンに立てて、手にしたものなんか地面に叩きつけ、与えられた自由などには騙されないようにするし、豊かさなどは枷にしかならない、と持たざる者として、世界を蹴飛ばす。