昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

不自然な喧騒

猫と労働者たちがうごめく不自然な詩の律動。けだるい山脈に縛られて、単色の雨にゆらぐ木々が怖そうだと、少女たちが懈怠するドラスティックな夜更け。毛糸がからまる電球がチカチカしていて、紫雲をくゆらす実証主義的なモラルが村社会にカーストを生んで、平行宇宙を壊す君たちの偽装する真理に基づいた結婚によって、苦しみを絶えず吐き出す子供たちのステータスなんて気にも留めないで、求めるだけの女たちは、男を量り売りして、破壊的な主義が修羅に導いたから、僕はカバの歯の上をぬらりと歩いて、傷ついたフリなんかをして、理性なんか振り払って、はびこる悪意を生み出すバビロン云々と、資本主義的に語られるだけの独善的な終焉を加工しては、懐疑的な余韻に鎮座する神とは、誰かの概念がつぎはぎになっただけのホログラムに過ぎないと、想像できる範囲のものなんてものは、誰かが打ち出した観念により還元されただけに満たないものであり、そこで実存するものなどのどれもが、物足りないものだと、彼女たちが打算的に支配する先では、価値とは借り物に過ぎないし、生きるとはバグであると語る理論上の敗退者たる君の容姿を破壊するためのガンマ線が降り注ぎ、誰かとの不和を原子ごと破壊されて、些細な出来事なんてものは、物質と物質との絶え間ない衝突であり、そこで課せられたものなどは、消え去れば何も残らず、君はなにものでもないし、何かである必要すらなく、すらすらと語られるものに、価値があるとかないとか決めつけられる必要もないし、物事に必然性すらもなく、つたない動機に飛翔して、誰にも捕まえられないように、内容なんて糞食らえだから、惰性で謳われる物事や、理屈なんて要らないから、安らぎすら要らず、至らぬままであり、苛立つし、いたわる必要もないし、匂い立つ余韻に磔にされても、大笑いして、逆らい続けてやるさ。