昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

痩せた住居

終末論に羽化するロジック、静謐な予言を繰り返す仮死状態の花、和む隙間から現れる正解、受胎告知を繰り返し君たちの心情を濾過し出来た聖水、夥しいほどの実体が迫りくる施設、全体主義的な迎合を越えて、正規の理由を吐き出す悪魔みたいな連中がうながす旋律がたずさえるエゴや恋の終わりや、惜別の波形やらが入り混じる慟哭の痕こそが、この宇宙空間を生み出したのであるし、あらがうほどに生まれる小さな虫たちのセレナーデが連動し、やがて強固な思いをたずさえ、信仰心などを超越して、愛し信じ抜くことに祈りも制約も契約もいらず、ただ自然体であるために正されることの不自然さに気付かずに、ただ現れるものをそのままに受け入れることもできずに、何が法や国家だ畜生めが、と蔑む間に貸与するものや、そこで負担したり、不安に至るだけの原理を崇めたりする間にも、自らとは粉砕され、不信感を溜め込み、真偽などを彷徨い、凍てついた動機が小さく縮こまり、混沌としていく間にも、仄かな愛は和やかに浸透し、わずらわしく感じていた関係の中にも、何の災いもためらいもなく、ただ愛することに支払われるものや、義務感などに苛まれることもなく、答えも対価を求め、退化するばかりであるし、威張り散らしたり、悲観したり否定したりと、忙しい先々で殺伐とした概念に入り込む背理や背徳などが、毒々しい趣で立ち塞がり、どのような場面にも懐くために、何も求めずに、もうどこにもとまらないようにする。仮想空間でも、土地を奪い合うための戦争が巻き起こり、何が正しいのかすらもわからずに虐げられる先では、何が偉いのかもわからないのに、恐れ慄き、夥しいエゴが狡猾に君たちを抑圧し、従えるために嘯いてばかりいるから気をつけなよ。