昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

封緘

希望の託児所で弔う時折、ためらわずに愛することにすり寄る物語から解き放たれ、たび重なる罪を批判的に乗り越え、帰宅に着く。ポットから込み上げてくる鳴き声を収めるために、火を止め、酩酊する深夜にぶつかり合う湿気や、意思の模様や、疲れ果てた羽たるスーツを脱いで、黒々としたスープを飲み干し、数百キロカロリーの意識する奴隷たちは、何を吸い上げられているかにも気付かずに、時間に閉じこもられ、自らのアイロニーに沈み、時間の筋書きに左右され、些細な出来事をデータ化したり、可視化したり悴む値が自覚などを求め、過度な期待を君に持つことにより、その過度な期待により駆逐されてしまうか、はたまた勝利に至り、傲慢に支配されてしまうのか、という二択に際限なく苛まれ、猜疑心に至り、徒らに日々を消化し、今にかかずらうだけである。そのような生き方の麻疹を取り払うべく儀式的な油揚げなどをちょうだいして、狐に力借りるつもりで、今に狐の傀儡なるんわ、ちょっとちゃうから、と懐疑的になる私は、時代の馴れ合い的なものに敵愾心なんかを轟々と燃やして、火が尽きんように何度も怒りを焚べるんです、といきり立っとる若人に、落ち着け言い払っても、気にもかけんと非難轟々、怒りは満々やからなんか、満点な星空見てたら、観点も無数にあるねんから、与えられたものを、そうなく平らげるんが、愛やと勘違いしてたのかもね、と数十年の愛の結晶も、灰かそれ以上に粉砕され、自らの不満や不安や不破を熱暴走させ、もう誰にでも受け入れられようと目論む先には、際限ない悪意のようなもので真っ黒く粘り気があるコールタールで蓋をされ、自らを他人のように汚し、他人を自分のように汚す。そのような愛がなんであるか、という概念により、捻じ曲げられた愛は、簡単に誰彼構わずに破壊する純粋さに認められ、歪んだままの愛は破壊することで得られる快楽的な信号を打つ脳内の奴隷になる。