昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

観念の余白

作り置きしたエゴを弁当につめて、出かける会社の隅で、社会的な快晴を演じ、正解に浮かび上がる陽炎の角度や、呪いの焦土、堕落した空間から不破やなんやらが、ホコリと共に飛び回り、空間を不潔なものに変換させる。ことごとくの差異が毒々しく輝く怪訝な様子や、須要なものすら死滅し、モヤモヤする日々、アイロニカルな構造により、硬化した意思を弔い、凍てつく幼稚な主流により、構築される退屈の勝利や、蓄積される苦痛を容易に扱い、恍惚としている意識的ないじらしさを昇華させ、詩的に生きる。はじまりは、自分はいつも悪くない、とつけ上がり思い上がり、誰かや何かに敵意を向けてばかりいるし、徒に消費されてきた日々の彼方では、わからないことばかりであるし、誰かと分け合うことも出来ないから、言葉もなく、暴力的な欠陥を生むのか、と日暮れを彷徨い、分断する泡沫のぬくもりから逃げ惑う人々の巣窟、誰もが目的を見失い、離れ離れになってばかりいるし、言い訳ばかりを吐き出し、破壊的な日々の中でわずらわしく募るものが、モニュメントか何かに変化するまでの多大な時間、物事に懊悩としながら、しなびた君の中で言い続けて来たものが、やがて真実をめぐり、偶像や偶然を目がけてミサイルや銃弾を撃ちまくり、何も見ないで撃つものだから、危害を加えなくて良いものにまで、攻撃を繰り返してばかりいるし、そこら中でまかり通るものなどは、所詮は誰かを責めたりしたいだけであるし、データ上の会話では、界隈は悪魔めいたものにより簡単に支配されてばかりいるしで、いそがしいフリが上手い私は、何をするわけでもなく、言い訳のように、何か手足をバタつかせ、あたかも言われたとおりにしてます的な義務感で満腹になったし、奇しくも屈辱も消えました、とアナログめいた俯瞰からリリカルな私情のようなものがオーケストラを率いて、コンサートしている間にも、理屈を捏ね、卑屈になるばかりの私がめざすべき場所などは、そんなに重要なものでも、内容が確かなものでもないし、もの思いに耽け、リンクする可能性から、制度を謳う可能性の跡から、腐敗した神話などを引き摺り出してまで、誰かを抑圧したり、よくある朝に侵攻したり、信仰心を促し、ガス室に閉じ込めたり、時間の核を突き破り、輪唱される神話が世界に黒い影を生み、生きたい、と思う者にすら、残酷にナイフを突きつけるような世界に正しさを求めること自体が、誤りである、と。