昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

偶然

卑しい空腹を乗り越え、答えに拘泥することなく、神秘を漁り、あたかも神のようなフリをして、艶美に司る風景に保たれる物語を謳歌し、不純な道理に司る場面を旋回する意識的な弔いにより強固になる二人の愛すら破壊するような長い時間、仲良しだった君の節々にすら憎しみを感じるような俯瞰、汚された予感やら、慧眼により、位置的なまやかしを読み取るような日々の間に迫る偶像、蝕まれるだけの日々の履歴、抹消される今の記憶を蝕み、女々しい道理が乱立し、数多の道理が真理を傷つけ、短絡的な対立を繰り返し、加算される動機が感覚をまさぐり、快活な意味が真意を嬲る。濫觴される言葉に拘束され、概念の傀儡になり、似合わぬ季節との対立に消費され、ささやかな愛にすら気付かずに、既読されるだけの思いを固定し、恒常的な苦しみを理不尽に囀る連中の視野や、痩せた感情が求める欲や、抑揚すら失った声の値や、現れる罪が絶え間なく覆い被さる。懐疑的な合否との和解を進める狂気、怒ってばかりいる風景をなだめるために絶えず真実に磔にされ、はびこる罪の領域から派生される今を着込んで、混濁する理由が消費的な観念の道具になる。色褪せる主観や、斡旋される過去や、ここから現れる退屈な症状に悩まされるだけの正義を飛び越え、あたかも幸せそうな者を演じ、何も求めないことにより増していく欲に馴れ合う前に、そそくさと帰り、戒律から乖離して、理解に取り残されて、肝心なものすら見失い、君を失い、木みたいになって、ただただ立ち尽くす間に、対立を続けるだけの幼稚な競争から抜け出し、堕落しても尚、噛み付く君の懐疑的な日々や、救いようもない苛立ちから解き放たれる。馬鹿な正義が促すプロパガンダと、大衆操作をもくろむメディアが云々と、陰謀論を煽る対立から逃れ、何がダメなのかを、理解し、表面的なものを鵜呑みにして、拒絶しないように。