昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

熱情

君の普遍性が軋み、共通言語も死んだ朝、カスタムされた意思が、叙情的なエモートを繰り返し、自己と世界との和解をひけらかしながら、雛罌粟が騙る並行宇宙での地獄、簡易的な空虚により奪われた感情を弔いながら、空白を埋めるための信号が脳内で加速して、歪な過渡期から、センセーショナルな苦悩に移行していく物語の不吉な高尚さにより、剥奪された命の礎から、不安定な君の化粧を剥ぐカラスたちのファシズムにより、何も果たせずに、ただ奴らの憎しみに迎合し、位置的な歪さに歯痒く絡まる動機が、安っぽいイデオロギーを発生させ、誰かを引き連れ、悲観的な観点からおざなりになってしまった関係の汚濁に飲まれ、服従するだけに至るような関連性の中で硬化していく制度に押しつぶされ、溜め込む悔悟から飛躍することもできずに、口約束に拘束され、そこかしこで固執するだけに至るような関係から解き放たれ、軽薄な連中が信仰する仮想的な神を書き換え、自らを崇めることもしないで、支配されるだけのためらいから尊ぶ。群像に吐露する動機がレジスタンスに変わり、隣人恐怖や、隣人を愛するなど、と迫るような退屈な世界の中での、社会性や規範などから外れて、裏切りの中で加速する余韻や、有意義な結末や、そこかしこで結合される物事や文言が、轟々と唸り、ほとばしる意味や今に遮られるだけの幼稚な企みに、咎められることなく、自らの意思だけで、このくたばるだけの過程を超越し、延々と駆ける動機は、道理を飛び越え、途端に這いずる思いは、嘲笑されても尚、自らを信じ貫くことにより、脳内で爆砕していく真理、無数の真実の報いを受ける苦しみの発芽、もだえる刹那に迫る黒い影と、誰かのアンチテーゼなんかに奪われるだけの心身から離脱し、安直な倫理観に騙されずに、一気に飛び立つ私。