昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

焦げる

この怒りの発生源を探る。絶え間ない怒りが波及し、さらなる怒りをおざなりに敷衍させ、意識下で続けられるデモ行進や、コギトを漁るアンドロメダや、銀河にあるレストランで解体される動物たちが綴るメタファー、失ったものは、決して戻ってくることも、帰ってくることもないという繰り返しにより狂うのか、と勝手な算段により増していく憎悪のシュプレヒコールにより、復活していく怒りは、際限ない憎しみを、そこかしこに撒き散らす。制限もなく、限界も持たずに、さまざまな思惑の枠組みを超えて、延々と突き進む先に現れる本質や真実なんかから飛び出し、誰にも見つからないように、関わり合うことで老けたり、蝕まれたりしないように、有する価値で強請り、復讐ばかりを謳う輩から解放され、カラカラに乾いた夏のように生きるのだ、と打算的な奴らが支配的に集う退屈なまやかしや、体系化した罪により綻ぶ君や、途端に滅ぶ私たちの住まいや、卑劣な干渉により、かんたんに狂ってしまうような、まどろみに住まう本質的な眠気を垂涎して眺める時折に、抜歯された薄気味悪い老婆が超克する未来にすれ違う君が、求めるものなどは、元々は、誰のものでもなかったのであり、誰のものでもないのであり、誰かのものであってはいけないのであるからして、そこで指定されるものに寄りかかり、大義を謳うような正義マンたちこそ、自らの正義を貫くために、絶え間ない規制の末に、退屈な世界を建設建築し、生き難い世を作り、世界の王ぶったりして、過激な理想により、加速する監視やふしだらなファシズムや、右顧左眄しているだけのシステムやギミックから乖離して、理解なんて得るものでもなければ、売るものでもないし、デリカシーもなく、入り込む背徳から、健気な起床をも否定して、詐病を繰り返しながら、自由に歌う姿に発疹してしまい、終いには、自分すらも信じられないようになってしまうだけの、堕落した主観から現れる、皆が言っているからセオリーだの、皆が進むから同じように進めば怖くない的な勘違いにより、完治しない苦悩は、次々に病を生み出し、過ちばかりを加速させ、些細なことで戦争に至り、善政などを謳いながら、求められるのは、その場での捕囚として、そのままを願い、より良いことも生み出せずに、引き伸ばされた生命などが用いる生きる価値などに、騙されないようにする。