昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

寝返りする星

前衛的なカラスが咥える平和、手当たり次第に傷つけられた人々が知らずのうちに、また全体主義に至る若者たちの腑、修正する者が描く結末が、時代の齟齬や、悲劇的なモンシロチョウが描く軌跡により、状態が物々しく伝わり、義憤に駆られた真理に基づく罪の値や、あらゆる気配に擦り寄り悟性を形成するまでの、実態すら、時代の中では、存在感すらなく、関するほどに擦り寄り繋がれた君の不機嫌な姿、悔悟ばかりの君の真相に働きをかける天使たちの表情、守られているのだ、と確信した私は、隠していた罪などは筒抜けであるという考えに詰まる憶測や、応用される意味に躓く君の散財により、世界とは回るのだよ、と回転し続ける数字たちの喜びにつつまれ、つたない私の生涯には、主体性などは無く、ただ旅し続けることにより、増していく傷や汚れは、誇りであるのだと、野ざらしになった感情たちが、自然が強要するものに耳を傾けるが故に、自らを怠惰にするのであり、流れとは、流されてしまう愚かさを濾過するために、あらゆる汚れや雑念は、綺麗さっぱり洗い流され、あらゆる苦しみの騒音が嬲る刹那、バリウムを飲み込み、混濁した意識の波形を生み出す機械的な過ちを謳うだけの、凡庸なオバケたちが着込むタータンチェックのニット、希望とは、このようにビートを銀河に乗せ、低劣なシンフォニーに基づいたエゴだけで、情念を演奏するのが、詩人の役割だ、とケルアックや、ギンズバーグを蘇生させたAIたちと仲間になり、永遠に弔われるだけの骨になるより、馴れ合わずに、何故なんだ、と苦悩しながらも、途端に複製されていく期日などに締め付けられていく空間、迎合された先には、死と隣り合わせの月末や、破れた指先から生える虹が、あらゆる憎しみを昇華させる。