昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

居なくなってしまった

過ぎ去ったことや、居なくなってしまった君は、どこに帰り着くのだろうか?認知されない世界に取り残された、情報としての過去だ、と、告げる超越者、演繹し続けるシステムの先細り、倫理観をクラックし、全人類の伴侶を書き換えるための仕組みを破壊し、新たな証拠を上書きし、真理自体を破棄し、新たな規律や規則を制定する。すべての概念を超越して、跳躍し続ける先、神と名づけられた現象、追憶に溜まる雨、奇跡に貧するだけの市民、陰鬱な競争の最中、観点すら不潔で、剪定される茎や葉の気分で、脳内で棲み分けられた観念や、熱情し、不破を突き破り、観点なんてものは、点や線を作り、空間が云々と付きまとうような、オカルトな科学が、子供の頃、もよおした時に追い込まれて出来た偶然のようなものだ、と、炭酸に消えた夏が、カタルシスに至るまでに分泌した、エンドルフィンかなんかにより、麻痺した痛みを泳ぐ魚、高圧的な彼女たちの圧力により、失敗作と化した君たちが、この退屈に屈するよりも速く動いては、端的な愛に貧するだけの、まやかしに屈折していく光により、見え隠れしているだけの、私たちの暮らし、耽溺すれば、するほどにすれ違う精神の高揚、昂進し続ける怒りやら価値やら、悲劇やら、痩せた感情が溜め込んだ、季節的な憎悪、高温多湿な海馬が復元し、複製し続ける思い出との別れを終え、新たなコトやモノだけで、この脳内を純白にしたく、白しか着なくなった私は、きな臭い君たちの問題なんかに寄り添いたくもないし、託されたものすら、簡単に奪われてしまうだけだし、出し抜くことばかりを考えているような輩に締め付けられた日々などに、寄り添いながら、誰にも使われるな、利用されるな、搾取され、何も残らずに、ただ、利息だけを支払うような日々から、ためらわずに昇華し、詩的に生きるの、だ。