昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

博愛

我が国の設立日、簡単に売買される子供を修復する機械兵たち、アナクロニズムにより絶滅した人類の上に生えた苔、青々とした世界には、標準すらも潰え、ジャミングし続けるシステマチックな犬、来世すらもなくなった宇宙、驕傲な神を尻目に、意識的な過ちを遺棄し、快活な動機だけで蠢くジレンマや、思考停止した世帯主や、生態系を壊すほどの快楽の傀儡として、システマチックな汚穢を敷衍させ、定期的な苦しみを傍受する戦闘機、紀元前に置いていかれた君たちの焦燥感、安易に終わりを用いて、君を縛り付けるだけに至るような四半世紀の区切り、管理下の最中、実体もない私たちは、内情に孕むアイロニカルな逡巡により、愚かさを増していくのです、と、淘汰されるだけの私たちの願いも叶わぬ夜、期待感すらなく、希望すらなく、人任せで、不安ばかりをひけらかし、革命のだめだと、怠惰なメタファーに酩酊するだけの革命などが謳う常套句や、常用している過ちをカスタムして、あたかも誰かの罪のように仕向けるようなプロパガンダひしめく、悲惨な午後、枯渇していくだけの、忌々しい結末、試練などを謳い、君を締め付ける辺りから、現れる類似品たち、終末論者でいっぱいの帰宅途中、追加された憎しみをパンに挟んで、腹を満たすだけの日々、ドラスティックな憧憬や、同じような連中が用いるモデルケースや、メリットやデメリットなどにより、やつれてしまった末端の人、統合されずに枝分かれして、細分化し続ける先でも、どこに行き着くことも、そこに居着くこともなく、ただ、今に変化をし続け、けたたましく唸る魂が設立させる忘我、史観に迫るデカダンスと同期して、ボードレールが歌う悪意や、エクソダスや、永遠性や、節度なんかを突き破り、陰鬱な焦土にも、また花が咲き、黄金期がやって来るのだ、と、約束は出来ないが、すべてを焚べて、柔い光に導かれ、他人のように笑い飛ばせ。