昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

私たちの朝

無制限の悪を泳ぐ魚、悲しみに打ち付けられた希望、惨憺たる世界を愛し始めた途端、君は弾けて消えたし、肉食獣たちが語る賛否両論なんてものは、所詮は、善悪に汚されていて、時代に取り残されていて、定めに取り憑かれた君の欠如、悲しみが多目的に迫り、制限などを加えるだけの、エネルギーやらが、唾棄すべき対象を見つけただの、と、自らのジレンマにより、まったくの人類は、正しさを求めるが故に歪んでしまう悲しみに加勢する奴らの祝福、摩耗された神経や、不機嫌そうな太陽、勘違いした私たちの過ちが肥大し、たちまちに現れる愛が肥大し、悲観的な連中が示唆するものが、世の中を暗くするのだ、と、疲弊した精神で折り紙を作って、空に飛ばしたり、綺麗にかざったりしながら、深淵に現れた怪物たちと握手して、確かな過ちとは、こうして肌を触れ合い、感触をたしかめることにより、怒りとは、多少は抑えられるものである、と、なだめる精神科医たち、ガイダンスに従わずに、支配者たちが囁く甘い言葉には、耳を傾けず、すべては、過ちばかりであるし、認めない限りは、事実にも真実にも辿り着けずに、つかもうとすれば、不可能という言葉が付きまとい、身動きを取られなくしなり、従うことにより、増していく快楽の奴隷になり、従わないことにより、与えられる不安と恐怖を利用し、そこに制限を加え、さらに恐怖を与えるために使われるコマーシャルやら、情報操作や情動、昇降する意識が、ただ、繰り返し反復することに飽きて、答えに拘泥するよりも、簡単に諦めて、逃げ出しても良いし、逃げなければ、バラバラになってしまうんならば、すべてを認め、簡単に辞めてしまうようなサッパリとした心身にドレッシングをかけ、簡単に意味を平らげるのである。