昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

共感

世界自体が、世界を脱いでから、やっと世界とは、はじまるのだ、と、カタルシスに浸る私の頭から生えた散文が勝手に歩き回るし、明日が来るかすらわからないし、貸し借りしたり、かさんだり、孕んだりしながら、長らく迫る価値が謳うニセモノの価値に引きずられていくだけの、行く末や人波や、お手のものやら、魂胆は、混交を繰り返して、自らの血を憎むものである、と、監視カメラだらけの堕落したパノプティコンの中、束縛されているだけのソバージュの女、側頭葉に迫る恐怖のイメージや、批判的な声に飲み込まれないようにして、ちぐはぐな今に弄ばれ、宗教により分断された国境も、ケミカルで毒されているし、楔を打ちこみ、切り裂く敵陣、ふるさとも窮屈ではあるが、都会は、もっと窮屈だよ、と、彼ら、独占欲に屠られた初旬、はるか遠くで打ち上げらた花火、スカルド詩を読み込んだスパコンが、新たな詩神を、現代に生み出す頃、組み込まれた意味や、位置的な結末の後処理ばかりに追われるプロセスの彼方、プロレタリアート独裁を謳うブクブクの犬、歪な私情に囲まれ、混沌としている先々で、恨んだり病んだり憎んだりしながら、忍ばす意味が、ヒステリックに何かを叫ぶ頃、血と鉄で出来た教科書を無理やり買わされ、不必要な儀式により、血栓が出来るのでは、ないかと思うくらいに食い込む知識、意識を開けて、180°で揚げて、刹那に改ざんされる前に、サクサクの知識のコロッケを食べるのだ、と、散漫な意識は、どこがで煙に巻かせられた奴らが作り出したアルゴリズムにより、調教された意思は、研磨されることなく、緩慢なままに消滅してしまうのであり、みんな戦前のようにイライラして、不安に駆られ、簡単に傷つけてしまい、あらゆる悲劇がまかり通り、理念なんて、潰えてしまい、結末は切なく、ただ、なだめられるままに消えてしまった君。