君から貰った宝物を売って旅に出る。独善的な生が謳歌する時代に末路に擦り寄る餓鬼ども、横柄な私欲に昏倒する人々、内なる衝動が生み出すアナグラム、論理的な狂騒に生まれたルサンチマンやファシズム、観点を消費して、逍遥する先では、散漫なアクセスにより、狂ったAIたちが、端末を乗っ取り、人類は終焉を迎えるなどと促す終末論者、車窓にあふれる雪景色と浮遊、勇躍し続ける思いの端々、協調性もなく、宇宙の外に旅立ち、単調な季節に蔓延る愛、見捨てられた思いが、ランダムに消費され、粛清されるだけの人々が奪い合う秩序、あらがうほどに現れる窮屈さ、あてがわれた感情により、抑制されるだけの日々、抽象的な馴れ合いにより、神になった私、煩わしく迫る観念から、軽薄な動機に司る道理、置いてけぼりをくらった君たちの傷痕、疎外感を抱えている君たちの消費的な倫理観をコピーペーストして、あたかも、私が正しいかの様に書き込む間に、その正しさなんてものは古くなり、複製される意味の中で、歪な真理が出来合いの真実を掲げては、体たらくな日常を騙す間に、堕落した俯瞰から複製され、変革を謳う妖精たち、銀杏転がる街路樹のロジック、労働者たちは、うつむいたまま、どこを見るわけでもなく、精神の中で横たわる自己を引き摺りながら、論難や、難癖や、無くしたものや、言い訳などが迫り、戦地に送られた君は、まるで物のように扱われ、単なる数字で呼ばれ、簡単に処理され、今にも破棄される。