昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

永続性

些細な出来事という美しい永遠性、幾千もの星に絡まる過去や固形物の渦、陥落していく都市を眺めながら、そばを啜る音が想念を

傷つけた、と、泣き叫ぶ地球との対話を続けるシャーマンの隣では、連星を串刺しにして食べる大きなブラックホールの口、培ったものすら無に帰すための、大きな口、ズタズタになった感情にナトリウムをふりかける孤独な子供たち、たよりない社会や世界に忠誠を誓うための教育から逸脱して、誰もいないところで、結婚よりも深く結ばれた二人の生活、軽快なリズムだけが響く曖昧な今朝、干渉するほどに、姑息になっていくだけの人々、ホログラムで煌めく遊歩道、自堕落な天使が出迎える天国、偶然を謳いながら、奪い合う愛に補完されていく動機が加速して、すべては艶っぽくなって、足枷も綺麗に外れて、君はいつまでも、綺麗なままでいて、この数億年の孤独も、やがて恍惚な思いに縁取られ、体たらくな普遍性で誤魔化さずに、ここでの愛が延々と敷衍し、端々にまで愛が浸透し、肥大化する右脳に住まう現時点を消費するための、ゲーム脳を加速させ、不時着する理由が、前衛的なカスタマイズを施され、雇用という概念が死滅し、彷徨い続ける意識は、たび重なる暇により自壊したらしい、と、井戸端会議を続ける木々たち、嗜む今も、ちぐはぐになってばかりいるし、バラバラになった感情を、また、ひとつに縫い合わせるために集まった医者たち、耽溺し続ける私たちの砦に集まる虫たちの焦土、暗澹とした君たちの不機嫌そうな世界では、清潔感も保てないから、また、自分の孤独に帰っていくツァラトゥストラの背中、マルチバースを行き来する私は、いろんな世界での私を統合するためのUSBをAIを統べる機械の王のパソコンに突き刺し、一致しない過去を救うための旅を数千年は続けて来たの、だ。