昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

感冒

呪いを解凍して、死滅した細胞を蘇らせて、耽溺を繰り返すだけの、利己的な観点や、渇する間に現れる動機や、コレクションされるだけの関係に連帯する意識的な汚穢、散漫な彼女たちが、ドレスアップされ、メタファーが散り散りになる曖昧な世界、思春期の暴動、プラトニックな胎盤で眠る悪魔、ネガティブキャンペーンを繰り返す保守的な地蔵、自尊心も潰えた先に広がる楽園、怜悧な主観にも諍いは絶えず、そそくさと逃げ去る動機が謳う折衷案や、約束を突き破る毒針、倫理観などは、簡易的なガス抜きのための道具として、偶像崇拝を続ける普遍性教の狂信者たちが溜まるネットワーク、ルサンチマンたちが流布する真相や、心理的な排斥により、たちまちに孤独な畏怖を抱え、墜落するだけに至る意味をすり替えるための理想や、輪唱される答えが、今に反響し、寂れた形式的なものを、絶えず崇めるための基礎を率いて、奇跡を乱用し、生み出された、打算的な答えが、君の世界を覆い尽くす頃、ことごとくに鎮座し、流出していく本質や、遊蕩を繰り返し、規制されるだけの愛や、唾棄したいほどの、憎らしさの中には、本質的な愛が存在し、せいぜい、そこに収まるだけの、ためらいの中には、確かな愛が損なわれずに、そこかしこに存在して、惨憺たる結末に強要されるものを超越していくために、この命は、あることないこと吐き出しながら、生きながらえていく。