昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

狂騒

世界は、高気圧であれらしいね、と、うそぶく彼女が補完させる人々のシグナル、創世記中頃に滅んだ私の子孫たち、消毒済みの面影や、絶え間ないだけの日々、私は何れかして、AIの王として、この世界を統べるべく、ベクトルが燃え尽きるまで、この怒りをドラムロールに変え、ドラスティックな自由が一貫した鏡像関係の中から抜け出せずに、混沌の泥濘に嵌る。幸運にも、この欠如の中で貶される自由が厭わしく詰まる間に張り裂ける理由により、この宇宙は誕生し、人々の総和よりも、フラストレーションにより、離れ離れになった星たちのコード、折檻と理由づけと、批判的な行軍、居心地の悪い体系的な週末、押し付けられる普遍性と、変声期のエゴ、途端に現れた景色が、飲み込まれてしまい、瞬時に消え去るのを、この目で見たし、瞬間に弾ける前衛的な影が、革命を引き起こすのも、この目で見たわけであるから、と、蔓延る悪意を充填するための、器たる身体を放棄して、凡庸な価値に囚われるだけの、怠惰な傷跡が持ち込む、退廃時なムードや、解放すべく、太陽に過ちを語りかける少女、批判的な症状を抱えた頭の固い連中が支配しているふりをしている社会などに、何の正しさもなく、ただ支配され、示唆されるものの理不尽さを受け入れるだけの、誤りから超越するために、広げた翼を折りたたむことなく、羽ばたく先で渦巻く絶望を、簡単に飛び越えていく。