昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

願い事

内面の汚穢を吐き出すエゴ、高尚な夢を貪る傀儡たちが見つめる星々、遠のく記憶を弄る焦燥感、借り物の身体が虚空を漁る過程、現前に果てる意識を模倣し、壮年をかき乱す愛に似たような化け物、能動的に補完されるセオリーやら、制限やら聖戦、前衛的に瀰漫させる幻想やら記号、凡庸な価値を乖離させ、数多の制限から抜け出し、惰性で生み出した意味が罪みたいだね、と、語りかける君が堅持している忌々しい過去の引き出し、逍遥する記憶に擦り寄り、すべてを搾取する国家と名付けられた蚊の群れ、凄艶な月日に迫る強迫的な本質や真実を蹴散らして、訂正されるだけの欠如を構築して、首輪をつけられ詰られ、耽溺を繰り返し、過信ばかりで今を貪婪に漁り続け、ふざけた身体を抱えた夏が散りばめられては、メタファーを加速させ、人間というものの枠から外れ、神か化け物かの間、ずさんに加算されていく論理や想起、起承転結も気持ち悪いし、わい雑な余韻に攻め入る過程や、底なしの闇を抱えた君の仮説を翻す昼間、前衛的な面影が加速し、すべては、朧げなままに消え去る儚さの綱を引き、ひっくり返された亀や貝殻や回線や申請、全自動の夢や、人類の跡形にセメントを流して、また全く同じままに作り直す。