昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

太陽

正義なんて、初めから存在しないのだよ、と、自らの疎ましい現状を誤魔化すための、否定やら、世界は終わっただの、道徳は潰えただの、と、謳うほどに、煩わしくなってしまうだけの、終末論やルサンチマンにかまける暇もないし、弄ばれてしまうだけの、情報の末端に迫る情念、ねじ伏せられた思いに対する世代間の格差や、是正や怠惰、体感する理由の先々で眠りこける所以、悲観的な現在を締め付ける流動的な理由から逃れ、清潔な価値を紡ぎ出し、炙り出された答えも、燃え尽きてしまい、しばらくの差異や、詩的な交換、憂鬱な壮観や、焦げてしまった、全くの悩み、憎悪を備蓄する君との相和、情念に絡まる蛇の高揚感、吸い込まれた悪意や、角膜を舐める蝙蝠、論理的な拒食症に加工された肉体、解像度や彩度を変化させ、割合なんかを持ち出す退屈な対価や、寡占市場を泳ぐ魚、その最中で、儲け続ける私が関与する世界との和解を終え、凡庸な希望を集めて、猜疑心なんかに囚われずに、たちまちに現れた言葉が、好意なんかを謳い、君の意味を奪うだけに至らせるための闘争を煽り、全てを窮屈にさせるための戦争や、同調圧力に屈するための、情報を受け入れ続ける乾いた器である自らを解放しない限りは、誰かの価値に騙され、用いられたり、持ち込まれるものの奴隷になる。