昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

荒んだ朝

生乾きした思いの波形、分裂した市場の細部にばら撒かれた様、群像に付けつけられた鍬、昨晩の残り物の記憶だけの日々に溜まる無神経な記号、突っ伏したしあわせと、今世の結末、分裂した大衆と朝焼けのコンデンサー調整が、云々と、忙しく動き回る彼女の羽音、正義を攪拌する朝の強制的なサイン、インタラクティブな覚醒、ぶくぶくと太る感情のエゴ、悪趣味な集合体たる君の回収を終え、痺れた大脳に送るべき電気信仰のための土下座を30000回終え、紊乱な傷痕をシアン化水素させ、あびるほどにあふれる懐かしい熱や、新たな伴侶、くたばるだけの日常に羅列していく空虚な更新、動くだけのリロドーのチャンスになるのだ、と、打算的な彼や彼女たちの改心の湯気、堕落した意識のフォーマット、タッチパネルで動かす感情、何か、デジタルなものにすら、なになにイズムがどうとか、難しい横文字を、得意げに使いたい若い奴らの沈没船、凡庸な二十歳以前の虚空などなどをサイフォンに淹れて抽出したもので、すばらしい世界をまた作り直して的なクリスマス映画みたいな発想をやめて、もっと人間らしいものが作りたいからと、物語を裏切って、この人生自体を翻す。f:id:jibmfmm:20231202011639j:image