昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

差異

はだける秋と、冬が混ざり、おんなじ匂いになり、ふけてしまった、全くの差異、すべてを封じ込める冬、悲惨な愛が蓄積して、また新たな恋心のようなものを芽生えさる、ただ、暗い夜の名残り、閉鎖的な感情の一部始終や、約束がくたばるまでの日々、しあわせとは、思うことに起因がある、と、語りかける齢数千年の大きな木、軒下の自由すら失ったと嘆く野良猫、晩餐会のアンサンブルや、分裂していく猜疑心、膨らんだエゴの行方や、規制されるばかりの真実の類似品、蓄積される理由や必需品、氾濫する動機に飲み込まれてしまう君たちの亜種、群像に溶け出した憎しみの滓、蝕む昔話と、焼夷弾に塗れた故郷、分裂していく質問と、たくさんの可能性、淡々とした粛清と、あらがう先々で現れる依存症、消費的な働きと、間違いだらけの日常、バラバラの規約と、暗澹とした哲学に磔になっている君たちの焦燥感、内面性に訪れるジレンマ、軋む教唆とエゴ、トイレの洪水や、出会いを爆破させた思想が汚した革命の讒言、停泊する倫理や論理を砕くためのハンマー、干渉する所以や、とこしえを嬲る強度、抉るような風。f:id:jibmfmm:20231129045549j:image