昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

老獪

カスタムされた世論を、愛撫する時代的な猶予、固執することだけに専念する、意識を捻転させ、世代的な互換性や、諦めてばかりの日々、作られた朝に響く大合唱、うだうだと語りかける君たちの普遍性より、涅槃寂静に行きたいのだ、とトランス状態の私は、星座を食べて、焦熱する大地にめり込む精神に及ぼす苦しみを踏み躙り、憎しみを放出する最たる意味から、加速していく爽快感により、季節は、同じ位置で、同じ過ちを、枝分かれさせ、全ては、同じ形で、同じ味である、と赤子だった自分が、初めて世界を、包括的に理解した途端に、日常は、意識の外側ではね回り、データを破損させ、超巨大な映像装置の中で、あたかも、生きているかのように、見せつけられているマトリックスの世界のお腹で、大量に自分が再生産され続け、いらなくなれば、処分されるだけの毎日に、過去なんてない訳だ,と語りかける亀のキメラや、改ざんされるだけの、正しさや、力や、陰惨なモラルの彼方で、愛や真実などは、憎しみに取り込まれ、自らの劣等感のプロットに変貌する本の中での世界こそが、この、姑息な世界の真実などを、瞬く間に更新し続け、この、軽快な理想や理性の轍を、かき消すための苦悩が、能動的に自らを発火させ、その場で、燃やし尽くされるだけの苦しみに悶え、寂寥たる所以に絡まる孤独から逃げるためだけに、絶えず更新される毎日を翻し、誰かに操作されたり、自由に謗られるまにまに、即座に走り去り、誰にも、何にも、捕まえられないようにする。f:id:jibmfmm:20231223011612j:image