昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

解消

デリカシーもないカオスが降らせた粛清の雨、あらゆる偏見を透過させるための、正解も、所詮は、誰かを犠牲にしてばかりいるし、徒に加速する狂気の後や、懐疑的な日常に迫る、倫理観が引き出す、安易な結末に現れた痛みや、機械的な心情や、喪失感に揺らぐ時代的な汚穢や、加工された品位や、即座に果てる所以などや、不吉な神話に絡まる髪、季節を重複する毛虫や、もたらされた過ちにより、恒常的な苦しみに遮られ、途端に価値観を狂わされたなどと、嘆くよりも速く逃げることを、おすすめするし、逃げたいなら、逃げたって構わないし、捕まえられないように、騙すことだって構わないし、与えられた罪なんかに、裁かれたくもないし、うるさい正義マンたちは、自らの罪を、誰かに課すために、小さな罪を見繕い、何か、大きな罪のように誇張し、誰かを陥れるために、声だけ大きくなって、誰彼構わずに、裁くあたりから、気配は灰になり、そこかしこで、悲観するだけに至るような後先に、宛先もないから、届かぬ手紙で、いっぱいになった異空間や、マルチバースな宇宙の、違う分岐点や、違う世界での、似たような自分や、違う次元では、自然的なものが崩壊して、解放された物質が、新たな世界を創り出して、突出したものもなく、物語も、途端に歪み、ガタガタになり、絶えずぶつかり合いながら、互いを擦り上げ、磨き上げられた物質が、精神なんかを形成し、あたかも、見えているかのように、見せつけられた今に迫る義務的な物事に、統合され続けては、軽快に、世界を弄り、世界のからくりを解き明かし、制限なんか無視して、与えられたものを、与えられたままに、受け取ることの愚かさを知り、目まぐるしく変化するから、目を回さないようにする。f:id:jibmfmm:20240121074037j:image