昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

しあわせ

夢の中での朝、肉体を捨てた少女が彷徨うベランダ、泡沫に住まう原始的な相互互換性や、凄艶なる空を撫でる魚のヒレ、うつつを抜かしたり、騒いだり、孕んだりしながら、ランダムな虚勢を綴る私が、絶えず分裂し続け、システム上から退避して、境界に迫る無機質なアンチテーゼを破壊し、寂寞に募る昨夜を捕食し、みんなが、足並み揃えるから、何か、違うなと、思いながら、無関心な輩が生み出した法により、身動きすら、取られなくなってしまった憂鬱な午後、側頭葉に生えた翅により、自由に羽ばたく無垢な私は、今に虐げられ、健気なほどに、今に毒され、汚されたり、軽快さを携えたり、延々と引き延ばされるだけの過程から解き放たれ、タナトスが何だの、頼りない今が構築する理由により、流動する景色や、擦り寄るだけの君たちの惰性な交わり、達成感すら損なわれ、行いが云々と、付きまとう家庭的な靄、あらゆる論争の果て、意識の波形、形成すら失われ、ただただ、意思の果てを彷徨う流体として、疑念を取り払い、激しい雨に打たれながら、長らく幼稚な関連性により、砕けて行く関係や制度、フラクタルなほどに、付着する独善的な答え、堆積する理由や、過ぎ去るだけの毎日、出鱈目な行進を続ける市民たちの、窮屈な精神をこじ開けるためのバール、目的地すらなく、ただ、スラスラと嘘をつき、無我夢中で口裏合わせて、渇するだけの毎日で、確かな愛などは、短絡的な同期のための道具として、存在する君、即座に孕む罪を突き抜けて行く矢のようなものになりたく、なりたくないものは破壊し、偶像崇拝を続ける原住民たちが踊る踊りにより、覚醒して行く生命体としての地球。f:id:jibmfmm:20241229081657j:image