昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

バースデー

真実の愛なんて、どこにもあらへんし、見たことないから、答えなんて、持ち合わせてないし、持ってたところで、それはそれで、邪魔なるだけやし、惚れた晴れたって、歯がゆくて、誰にでも似ている、君のその横顔は、いつ見たって、誰にも似てないし、誰だって構わへんから、変化なんて求めへんし、忙しく動き回ったって、いつかは老けるだけやし、堕落してやせ細ったって、それはそれでありやし、あらがうんもあれやから、アンニュイとした空に投げかける言葉も理もあらへんから、偏執したってええし、厭世観ただよわせる玉響も、あいまいな示唆を与えるだけのジレンマや、じんましんやアノミーや、エネミーか知らんけど、公共の敵やなんやて、君らはうるさいだけやから、フラクタルな先々に惰性である君は、過去からすなどる運命や、バースデーや、大胆な夜空が、果てないし、暗澹とした世界超えて、確かな愛を敷衍させたいんやけど、愛って形なくて、価値ばかりをうたって、ただ単にうとましく交わるばかりで、ただ単に重たくなるだけであって、惰性に生み出された愛は今を苦しませるばかりだ。