昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

途端

君の痛んだ身体、むしばむ雨と、汗ばむ影、無数の星の後や、記録に歪む音、過干渉してくる子猫の幼気な愛が氾濫し、あらがうコアと、数多の機影、演技的な愛はトラップだし、あてがわれた罪を背負うヒロインたちは、因果律に反し、昇華する幾重もの場面の物々しい雰囲気に押しつぶされても、何度も立ち上がる姿の美しさ、あらゆる起源を踏みつぶし、泡のように消えるだけの一瞬を確かに愛し、貫く意志は、すべてを撃ち抜き、うばわれるだけの主観にひろがる刹那を説明する必要もなくて、有する過去は、ここでは不必要であるし、与えられた思いにたゆむだけの帰路などいらず、なだらかな身体を走る一生が愛しく、何度も繰り返した命の破片、集める風と、現れる光景、鋭利な気持ちをかかえたケモノたる君の強要されるものに反する、ままならぬ思いを徒らに消費するだけの消費的な戦争、鼓動がうるさく、孤独をつんざき、目覚めては、羽ばたく姿がうるわしく、うたわれるものなどのどれもが儚くて、失うものばかりだけど、そこで写したものなどはそっけなくて、くたばるだけの私たちの心情をすなどるだけの輩にヒットするようなラブソングには、不信感を抱きつつ、伝わる高尚な光りには叡智が詰まっているから、乾いたままに進むことに、角度や尺度はいらず、言い訳がましく迫る物事が覆う森羅万象に潜む悪意だとかは、善悪を用いるかぎりは現れるものだし、打算的な運命などは、底があるし、安易な考えが干ばつを生み出し、苦しみをうたうから、瞬時に判断し、はばかるよりも逃げ去る一切が散り行く姿が、憂いだから、加算されるよりも破砕して、何も残さぬように、と。到達しても尚、はびこる意味が普及しては、侵される普遍性が伝える正義は、なにか不安定で、もたらされる善意は、どこかで誰かを傷つけてばかりいるし、いらだつ君がばたつきながら、きな臭い日常を捕食し、朽ち果ててしまうだけの日々を蛇行し、強制的に収まる隙間からは、憎しみばかりがあふれてく。