昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

超克する鳥

消費されるだけの関連性、恒常的な悔悟が連動し、動詞や動機などが何度も複製される世界の嗚咽、結末を漁る移動を続けるムジナ、本能的な陰りが青白く輝き、異質な存在が投げかける神威や本質、そこで収まるための感情が想起するやましさがさんざめき、意識に合併症を生み、惨憺たる者を雇用し続ける星々、理論的なものにより混沌とし、歪なものをたずさえ、散漫な道理が伝えるエゴや、そこかしこで陶酔を繰り返し、くたばるだけの今を睨みつけ、喪失感により垂涎する悪魔、あてがわれた優越感にのさばるものや、妄想を続け懈怠するだけの面影の中では健気な君の様子や、衰亡するだけの国家や人類や世界などと和解すらしたくない、と謳う連中が従えるものや、支配的なものに寄りかかるだけの結末が唾棄するものを拾い集め、それを大切そうに抱きしめている日々の中での芝居を続け、気配に攪拌されるものが伝える幼稚な価値なんかをたずさえ、現れた罪の中でしか存在しないような私たちのつたない策略なんかが加速し、加算される今にもすべては過去になってしまうし、そこで縛られるだけに至るような慣性から逃れ、重力に反する。

清廉潔白

未熟な世界を結晶化させ愛でる、と語る彼女の晩成、老いた後にひけらかすムードのようなものを唱導する偶像に消費されるだけの私たちの行方、懸念や懸隔ばかりが現れ、俗悪なもので埋め尽くされる一帯、希望的観測が膨張して、この宇宙全体を貶しては、垂涎するだけの君たちの市場が木々を伐採したから世界的な環境は汚穢に包まれた、と語るニヒリストたちの傷だらけで堕落した傀儡的な理念による偏りなどが真理や思想などを謳い、無くしたはずの信念や真実をまさぐる曖昧な毎日がナンバリングされ、現れた数字により決められた人生の中での偶像や偶然により枯渇していく明日に擦り寄り、データ化された理性すらも損ない、行いなどが用いる惨めさなどを屠るために破る約束やルールやレールを駆逐し、純粋な理想などを追求すれば、ここで蓄積する苦悩が濃淡を損ない、せいぜいそこに収まるための表現によるカタルシスによって自らを昇華するために用いられる商品的な価値などに屈さないためだけに、私は私であることを際限なく加速させ、静謐な予言をフォーマットさせようと迫る用途や、理不尽な産気や、軽快なリズムや、離散する風景などがドラスティックに迫り、狭められた意識に哀れな方針などが突き刺さり、追憶では馳せるために屈服した者のアイロニーが風に乗ってこんな所にまで届き、期待感を孕んだランダムな世界から輪唱されるものや、濫觴したものだと崇められたものがメタファーなんかを促し、即座に堕落するだけの私たちが見出すものなんて、所詮は体系化された退屈なものであるし、そこで間引かれてしまうだけに至るような条件の中でしか満たされないで、どんどん差ばかりが生まれ、絶えず押し寄せる憎悪の虜になり、利己的な精神が用いる敬神により、人神となった私たちを人身御供として次々と処刑される間に孕む愛も、あらゆる偏見によって四肢をもがれ、劣悪な条件の最中、あらゆる危害を可視化するうつろな目が見つけるルールにより、裁かれる誰かの苦しみの密度や、取り繕う命や、いいわけがましく逃げるだけの人々が備蓄する真理に基づき、あらゆる罪を迎合し、利用し利用されるために持て余す意味が崩壊し、さまざまな思惑が無様に散り行き、瞬く間の情景に孕んだ詩的なパラダイムや、パラノイアの威圧により、威厳を損ない、あらゆる人格が乱反射し、資産価値なんかを謳い、にんげんの形をしたにんげんのようなものがうごめく日々の絵画の中、ジリジリと迫る死を枕にして、明後日を呪いながら、豊かさに噛み付くだけの生き方なんて捨て去り、煤まみれの激情を抱え、無知なままに倒錯する。

高尚な歌

犬歯を研いで見つめる月、有用な史実に絡まる景色や、正気すら保てぬ人々のぬかるみに嵌まり、はびこる真実を加速させる無秩序な遊星、短絡的な悔悟を促し、運命的な滑落を続けて、続々と現れる恨みつらみの道具として、偶像崇拝の傀儡と化すだけのあいまいな世界の経路、軽薄な論理を携え、浪費されるだけの人間として、散財を続けるだけの忙しい人間として、あらゆる悲劇を謳い、緩慢な理想を携え、食い込む現実に飲み込まれ、混濁する意思の先で囀る声がこだまし、紅葉の裏に隠された慈しみや、いつか染み入るものが、物語をガチガチに固め、甲斐甲斐しく謳われるものが、朦朧としては、寂れる景色にさんざめく道理や、理解からも乖離し、ひとり侘しく募る思いの丈を測ることもしないで、ことごとくに現れる絶え間ない物語が加速して、意思の枷を外して、ロマンに沈み込む昨夜、無意識を駆け巡り連動する一切が規律などを超越し、延々と染み入るよろこびや、メタファーなどがピーチクパーチクとさえずり、さんざめく原子や、記号の海を泳ぐ彼女のノスタルジーな虚空や、人格すらも定められずに、徒に消費してきた数十年間や、安易で簡易的な結末にそぐうものなどを調理したりして、支配的なギミックが謳う散々な理由に孤立したりして、天命や天涯孤独や、コントロールや混沌などが入り混じり、陰鬱な消費衝動に砕けた骨や、堕落したフラクタルな感性や、精悍な羊飼いの背中や、穀潰しの蚤や、律することすら忘れて寝そべりフリックし続ける手や、複雑で幼稚なファシズムがズンズンと重低音をなびかせ迫る深夜、瞬く間に飼い慣らされ、かじかむだけの動機は、誰かのしあわせを奪ってばかりいる。

砂塵

簡素なファンタジー機械的な街並みで消費され、その場で保たれる不安と、もたらされる苦しみを飛び越え、一切を愛で漁る。理由や理念などは即座に和み、すべては抜け殻に変わる。周辺から巻き込まれては、裁かれ堕落し、ふしだらな理想から組み込まれたシステムにからは、快活な動機すらも生まれず、ただなあなあに引き伸ばされてきた問題により誘われる苦しみから解放されようともがけばもがくほどに今に食い込み、そこから抜け出られなくなり、ただ理解しようという気概すらなく、ただひたすらに否定的な奴らが生み出す疎外感や、監視されているだけの季節に食い込み管理されるだけに至るような順序などに疲憊し憤慨しては、ただうんざりするだけの思考の真裏に潜む理念やら偶像やらを保管していく器たる星の間、らんらんと逍遥する先々であいまいな理性が加速し、恒常的な高揚感に即座に現れる言葉がことごとくに命を与え、名付けられなければ排除され、仲間はずれになったとしても、私だけが名も無い君を覚えているし、その名も無いものの内部に存在するストーリーを引き連れ、退屈な生活の配下になるために、私たちは生かされているとか、と促すレジスタンスをも乗り越え、新たな愛の配下に下るような理想をも蔑みながら、逆らうほどに勝敗などを無視して、ままならぬ衝動から生まれるような独裁を淘汰するために生まれた愛こそが原初の記憶であり、産まれた瞬間は、ただの愛であったその存在や物体がそこで孤高を目指し、ただひたすらにすべてをひるがえすためだけにためらわずに犠牲する、と謳う正義の保身やら自己防衛により流す涙やらが入り混じる空間、馴染まぬ思いが自覚を飛び越え、新たな世界を見つけ出す間に破綻する思いが高次に至り、超越し続ける思いの監獄の中で檻を突き破り生まれる力が降り注ぐ朝。

渦巻くもの

膨大で無機質な闇に侵食されている身体を他者の目を借りて傍観しているようだ、と語る彼女が際限なく分裂していく襞の中、際限あるものが持ち込む答えが影響することもなくなった深い闇に備わる森、ホーホーと鳴く梟の憎しみが生んだ満月、万華鏡を覗き込んだような幻覚を見ている君の奥底の契りを突き破るほどの男性的な権力の象徴、恥じらいを攪拌する君の眼球の真裏で製造される愛の波形、経過していく一部始終が繰り返し同じような出来事の中でしか働きを加えられずに、勘違いを乱立していく不自然さを調律していくピアノ技師の悠遠と、数多の俯瞰からこぼれ落ちる果汁、均等な意思を孕んだ母体から産まれる詩的な子供たちの憧憬、ランダムな意味がうずくまる先では欠如を謳う管理された君たちがたらい回しにされることにより、世界的なリビドーが加速し、知的な綻びや、怠惰が故に不吉なシンドロームを絶えず生み出す脳内のタンパク質や網膜で磔にされた鷹や犀星の群れ、無数の調和により悲哀に満ちていく宇宙の進路、たくさんのやましさが屹立し、咎められた先で生まれたニセモノの連帯感に加担するほどに増していく憎しみの背景では、扇動するだけに至る者が擦り寄り、互いを羨むだけに至るような退屈な対立により生み出される軋轢などに踏み台にされ、憎しみばかりを加速させ、意思に枷を嵌めて、世界を狭めては、行き先も失い、先々では、対比される君と回避できない意味の間に生まれる差異などに苦しむばかりで、一向に先に進まない対話の中で猥雑に介在する意味が不埒に降り積り、肥大化していく憎しみの端々で交換される言葉が過渡期を迎えて、蝕む苦痛により痛む身体が一体化などを求めては、退嬰的な者が謳うものに引きずられていくことにより構築される抵抗だけが、自分の味方であるし、抱えた大義などは、正義を歪め、悪を捏造し、暴走するだけである。

起因

踏み締める足の厚み、秋の太陽は黄金のリンゴみたいだね、と笑うそばかすだらけの猫、健気な時をひけらかす童謡、大人たちの帰路がさんざめき、高尚な動詞に抱かれる。彼らに欠如している倫理観と戯れながら、長らくに現れる柔らかい気流に乗り、優雅に漂い続け、通信すら途絶え、何も届かなくなったとしても、滞りなく現れるものが、まんべんなく浸透する。主体性もない彼らの悟性が司る悠長な宛先、記録も損なわれ、おざなりになった関連の中で垂れ流される恋の云々や、運命的な何某などが連ねる退屈なリンクに飛び、林立するビルの隙間からは血色の悪い景色が吐瀉するエモーショナルな叫びが空間を切り裂き、機械的な日々の中で快適なものを見つけ、先々で対立を続ける錯雑とした感性の中で過信ばかりを繰り返しては、くだらかいものを崇めたりし、肉欲なんかに溺れた暁には、誰も愛するものが無くなり、ないがしろにした愛はシアン化合物の海の中で文学的に蕩け、剥奪された愛の中で求める愛の虚しさに加速するあいまいな今に擦り寄る過程が抵抗をそこかしこに加え、くだらない動機などをそこらじゅうにばらまき、邪推し続ける先に現れる空腹に苦しむ君がつなげてきた思いの節々が腐り、簡単に崩れ去るだけに至り、悲観的に至る観点の中で低劣なものを掲げ、退廃的な劣等感が投函する恋文の最中に現れる憎しみのようなものが世界を覆い、すべくを駆逐したりして、支配的な物陰が快適な世界をつくろうともしないし、弔う先には優しい人のひとりも居ないし、滞る思いは、ひたすらそこで凍りつくだけであるし、つくづくに現れる苦しみの配下になんかなったりして、厭うだけの思いが誇示する利権などを保つために押し寄せる価値の供儀か道具になるかの二択しかないような世界を解体し、新たな倫理観により世界を統治するよりも放置し、あるいは放棄しながら、恫喝するよりも包括し、寛容に処理し、処置されるあやふやな義務感が迫る寂寞で察知されるべきは輝く言葉や、過渡期を迎えたものに迎え撃つような強靭な何かしらである。

亡者

この世の終わりみたいに不機嫌そうな顔をした君の横顔、カーステレオからは、夏の湿気を帯びた靄のような音楽が身体に張り付き、希望すら損ない、今に薄まることがない苦痛を引き延ばすための日々です、と暗そうな文学的な若者が謳う適齢期なんかに騙されるための怠惰な修羅を啜り、侵食してくるダークマターや、ファシズムに染まってきたネットワークでの悪意が荘厳な様子だね、とチクチク痛む心の讒言などが嬲る主観なんかを躊躇わずに燃やす人々の闘争なんかが続いた暖かい日々も終わり、一気に老け込んだ君を抱きしめるための大きな手や、そこで斡旋されるだけの堕落した日々に金を生むための機械として、あらゆる罪を兵器のように扱う人々の骸を集めては、恍惚としているいびつな観念と、ファンダメンタルが云々と基本的なものすら分からぬのに横文字を横柄に突きつける強迫観念で出来た君のデタラメな成熟や静謐なんてものが価値なんかを用いて、誰かを裁くような間に、ロジカルなものを浪費し、猶予すらなくなり、つたないこの命にも制約なんかを突きつけられ、むしばむための意味なんかにあいまいに拘束され、今に空間すらも破壊され、俯瞰で自らを呆然と眺め、メルカリかなんかで売られている違う誰かの身体や心に無理矢理に嵌め込まれた存在の不確かさを憂いながら、そこで膠着するだけの曖昧さを敷衍させ、沸々としてくる怒りを増幅させ、カナリアの毒ガス探知機が知らす検知した毒性が猟奇的に身体をむしばむ間に、加速していく破壊的な呪詛が、すべてを拘束して、全体主義に浸る人々や社会の瘴気から逃げ出し、菌類や齧歯類が踊る森に逃げ込み、終わらない夜に吐瀉する哲学的な強壮剤や、極星が羽化し、やがて流星に変わるまでの時間と距離から解き放たれ、ただ与えられた空間の中では、後悔ばかりが謳われ、根も葉もない噂により磔にされた魔女たちの泣き叫ぶ声には誰も耳を貸さずに、自らの苦しみを調和するためだけに社会が生み出した供犠たちの話は誰も聞こうとはしないで、ただ自らの痛みを癒すかのように誰彼構わずに傷つける。