昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-04-02から1日間の記事一覧

咆哮

逃げずにあらがう先に現れる真実も、この場で何かに濁された途端に軽薄なものをたずさえ、論理の外へと出され、ここで打算されるだけの物事に徴収されるだけの意識的な積荷を下ろし、緩慢にリサイクルされるだけの感情を消失しては、さまたげられるだけの矢…

自らを飛び越える理想

今に現れる苦しみは、ここに欺瞞を用い、痛みを率いることで、今を不安に追いやる。形のない不安は、意志を形骸化させ、そこで保つべき矜恃すらも損ない、自らの平衡感覚を損ない、抵抗力を養えずに、今に蓄積される苦悩を媒介させ、あらゆるものを悲観的に…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 もだえ逡巡している君が能動し続ける限りに世界とは世界としてうごくことはなく、君が思う通りに示すことだけに世界は、世界としてはたらきを加え、ここではばかることなく、言葉もなく、うつろう思いは、どこにも居場所などを求…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 あかるさをもたらす春がちかちかと脳内でまたたき、あらゆるよろこびをふくませ、腹膜にからまる重たいものを綺麗に吐き出し、破壊的な情事に瓦解する主観から、独占されるだけのエゴイストどもがたむろする時折にこぼれる呪いの…

反復

痛いからといって 抱き寄せる手は、 自らの手だけであるし、 そこに誰かに抱かれても、 感じた意味も違うし、 そこで痛みが晴らされているように 思えるだけで、 そこでおいてけぼりを くらった意思は、 今に落胆し、 同じ苦しみを反復させ、 似たような苦し…