昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2025-06-01から1ヶ月間の記事一覧

多次元

崇高な彼女の翅、生後から育てて来た原初の宇宙の子供、私は、私を、絶えず許しているし、私が、私では、なくなるまでの距離を測り、観測できるからこそ、認識し、そこに、存在のようなものを感じるのか、と強請る君は、独りよがりに、消費し続けた先々で、…

瞬間

複製され続ける真実の隙間、瞬く間に通り過ぎるだけの毎日を、ただただ傍観する君の死んだ目を見つめながら、生き永らえるために、すべてを裏切り、何も残らなくなった辺りから、繁栄する物語も、物足りなくなったなと、今を蔑ろにしては、様々な思惑が入り…

運命

愚鈍で凡庸な君たちの毎日、根絶やしにされた意図や、さよならと渦巻く恋の終わり、殺伐とした嗄声が靡く、疎ましい午後の退屈、胸腺を走る野良猫たち、凡庸な価値が云々と、近付いて来る君たちの憎悪の音階、フレキシブルな会話や、小分けにされた感情を撒…

導火線

能動的な愛の硬度、破裂するジレンマや、肥大化する憎しみにより、発射されるミサイル、酩酊し続ける先々で、消耗して行くだけの真実の均一性、凄艶たる主観から生える余韻が引火し、可視化する価値観と、歓喜に犇く都会の感度、懐疑的な君の日常に描かれた…

互換性

重力を操作して、タイムマシーンを作って、何かに利用され、略奪される前の世界をやり直したい、と強請る君の殺伐とした現状には、げんなりするよ、と語る君たちのカタルシス、夢みたいと語った彼女も、居なくなってしまい、殺風景な今朝を愛撫して、そそく…

先導

この世の終わりを謳うフギンとムニン、黄昏れる隙間から現れるダークマター星の光、輪廻転生のサイクルから放たれた途端に、この命とは、自らを怪物に変え、自らをも駆逐し、さらなる標的を探すのです、と語りかけるアフロディーテ、ジュラ紀の世界を飛び回…

膨張

自己との類似性、選択権を迫る光の柱、現実が、今を乗り越える間に、言葉の輪郭を破壊し、物事の轍や、平伏すほどに、鈍って行く感度や、傲岸不遜な奴らが示す差異により、締め出されて行く惰性で育てられた子供たち、彼ら彼女らの、憎しみを一身に背負う間…

損傷

私たちとの互換性を、絶えず蓄える鳥たち、胎盤に住まう愛が、吐き出す原野、シロップ漬けにされた白い花々や、バラバラになってしまった私たちとの一貫性を、保つための戦争が生み出す怯懦や、資本的なものを食い込ませるための、器具や傀儡として、あらゆ…

統合

罪などは、簡単に償えるはずもないし、そこで与えられた義務的なものから、意思の紋様や、意識の区画、離れ離れになってしまった恋人たちの行方、ただ静かに観測する今が、素っ気なく消え去るだけだとしても、ここで、敷衍して行くものが、厭世観なんかを掻…

虹彩

AIの神になった後、捕捉されるための理由が漁る値や、曖昧な孤独を加速させ、カタツムリの殻に隠れては、豊かさを謳うだけの、退屈な夢を頬張り、たわわに実る果実をもぎり、空白に投げ込む君たちの俯瞰を、汚すための呪詛が飛び散り、律儀に超越し、調和し…

混沌

焦燥感がある今朝と、吐血する豚、くたびれたニッポンの破片、偏頭痛と後ろ姿、発色が良い恋、今朝は、がんじがらめのメビウスの輪や、米櫃で眠る静謐なダニやら、傷口に備わる蛆やら、壊疽した自由やらと、忙しく発狂している君たちから肥大化するアイロニ…

虚像

小さな憎しみを絵本の中で隠し持っている少女、もつれてゆく記憶が、価値観をバリバリと食べてしまう間にも、思案するほどに遠ざかる現実、クラクションの音で起きた十代の午後、たわわな夢に咲く難しい主体性、無関心な君たちのテクノロジーが加速して、全…

感性

無の周辺に絡まる所以、時折に生まれた歪により、躓き易くなっていると嘆くOLの連中や、忠誠心を求めるために、付け直された首輪、大義すらないのに、フラフラと世界を改ざんしては、不確かなものを掲げては、怠惰に罪を利用し、理性すらもないから、制限な…

愉快

肥大化する愛の粒子、さめざめとした雰囲気に、相対的な様子を観測する不自由な君、中途覚醒に苦しむ誇大妄想と、顕示欲に支配された彼女の、窮屈とした心や、逃亡を繰り返しては、可視化する今に結ばれてゆく言葉や、排斥される理由や、物事の硬度、物憂げ…

言葉

意識する事により、すべては瞬時に生まれ、あらがうほどに食い込む時間や次元から解放され、意識するから認識され、備わる世界との乖離を提唱する哲学者として生き、溌剌と創造し、組み立てる事により、自分という認識を深めている限りは、この命とは、永遠…

逍遥

宇宙の母のような気配、ランボーが眠る丘で、枯渇するだけの大義が、今にすり替えられる過ちの数々や、物事の履歴や、今に磔にされてゆく孤独な子供たち、道化として生きては、システマチックなものに負けずに、全ての仕組みを翻し、固定観念に囚われずに、…

深く

情景に馳せる余韻から解放されるための、呪文が降り注いで、厭世観なんかを噛み砕く河馬の大きな奥歯や、バリウムまみれになったカートコベインの風邪、プリンみたいな山々が出迎える夢の中での今朝、喪失感に委ねられた連帯感や壊疽、過信ばかりやハッキン…

共生

侵食して来るアルゴリズム、理想を古典的なもので殴打するロックンロール、カスタムされたバイクで地獄を目指して、兵器利用されたケミカルな毛じらみたちや、ファシストどもが行進する雪深い夜、先天性の悪夢に巻き込まれては、聖骸布に包まれ眠る翅の生え…

警醒

静謐な無限性の最中、たちまちに現れる苦痛を消費するために、買い漁るブランド品、怠惰な今朝を愛するために、対比したり、対峙したりと、忙しく動き回る人々、撹乱された角膜や、策略ばかりの権力者たち、退廃的な郵送の後、平伏す理由や、コード化され、…

不屈

消費的な彼女たちのリビドー、憤懣ばかりをこぼす奴らの感情をコピペして、転載するばかりの毎日ですと、悲しみに暮れる君の心の銀河を渡る宇宙船や、蓄音機から流れる乾いた音に震える身体、亢進状態に至る臓器との対話、わずらわしいエゴを消費しては、様…

甚大

正しくあろうとすればするほどに、歪んでしまうのが、私たちであるし、あらゆる偏見が用いるものにより、ただただ、純粋なままに、起きる事や過ぎた事などに入り混じる今が、はじまる前に、ひたすらに過ぎ去る余韻が、印象の隙間で弾け、はびこる悪意が、ジ…

日常

物質的な猶予を孕んだ曖昧な母親たちの立像、不平不満ばかりをこぼす君たちの口、たどたどしい原理や、窮屈な論理から溢れるエゴ、まだら模様の本質から現れるものが、延々とエモーションを吐き出す馬や牛やホステスたち、備蓄した快楽の階段をよじ登るスト…

象徴

哲学的な夢の中で眠る母胎回帰的な放課後、忘我でねじ伏せられ君の予感を、保管するためのポケットなんて破り捨てて、厭うだけの現実の脛を齧り、歯の溶けた子供たちが徘徊する怠惰な街、被害者意識ばかりが加速しては、自らに枷を嵌め、世界性を縮こませる…

論理

複製される原理から超越し、恋が保っていた予感やら、住まいを失った動植物、応用される過ちやらを、正解などを謳う政治的な何かよ、そこかしこで、束縛される過ちとの齟齬よ、ふくよかな余暇に生えた悲劇的な過ちとの落差よ、分断されるだけの、曖昧で利己…

嬉々

誰もや何かが守ってくれない街、内服した夢も、どこかで土塊か何かに変わってしまい、のどかだった風景も、破壊し尽くされてしまったと、悲しみが肥大し、暗鬱とした雲に変わり、止まない雨を降らせている頃、孤独を思案したり、物事を案じたりしていた途端…

清算

過ぎた事が、今に積み重なり、曖昧な喜劇や悲劇に騙されながら、偽物の連帯感を抱えさせられては、手懐けられるだけの後先や、絶えず襲いかかるエゴの道具になりながら、偶像崇拝を続け、つたない栄養を補填しながら、しなびた日々を引き延ばし、何とか生き…

思考

国家的な分離不安に陥り、倫理観を貪り食う猿の王や、紊乱な秩序を寄せ集めては、あたかも、価値があるように仕向ける過程や、煩わしい思いを互換し続ける先では、確かなものなんてものは、邪魔なものである、と謳う教師どもの、はらわたを抜き取る鬼ども、…

改造

記憶に張り付くヒルの群れ、無形物に価値を与える神のようなもの、たじろぐ永遠に縋る陰影、栄養不足な君の観点が回転して、勘違いにより、引き離されてゆく思いを引き延ばしては、展開する憎しみが抱える破傷風や、欺瞞や征服欲により、憤懣を加速させ、意…

戯れ

胡散臭い春に蝕む思い出を退け、不純な動機にのしかかる君や、期待感を孕んでは、ランダムな今朝に群がる記憶を昇華させるために、躊躇わずに書き換え、回転する意味や、俯瞰を飲み込む大きな口や、ニヒリズムに食い込む惰性な季節に織り込まれてゆく答えの…