昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-06-08から1日間の記事一覧

機械的な過ち

ことばももろく崩れ去り、信じるものすらしじまに溶け、延々と演繹されるだけの履歴を背負い続けるだけの今は、老いに追従しながら、何かを数えることだけが、正しいもののように思わされるほどに、ほどこされる意識的な犠牲として、今にしいたげられ、瀰漫…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 そこに素直な気持ちすらないからこそ、描くのであり、そこにとどまることの苦痛さに耐えられないからこそ、創造し続ける、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 なにかを羨望し、呆然と立ち尽くしては、今にも積み上げられる儀式的なものの苦痛から逃れるためだけに、ふちどられずに、勝手気ままに倒錯する、まる

退避

愛すべきものもいなくなり、すべての間隔はせばまり、位置的な痛みが阻み続ける間に荘厳な面影すらも消え果て、思い返すものなどは、重荷に変わるだけであるし、あらゆる意味に席巻され、蝉蛻すべき現在に時間すらも呈さずに、提言されるものに追いやられる…

通過

苦痛に耐え抜く 思いも通過し、 いわゆる思い出も、 すぐさま邪魔になり、 はめこむ場所や、 そこで至らぬまに 分断され、 いびつなままに 分裂していく。