昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-03-03から1日間の記事一覧

すばらしい友

すべてが平等だと言うのであれば、もとめるものも同等であるべきであり、それにより、罪に変革がもたらされ、その時代を取り仕切っていた法は崩壊し、解放された罪は暴走するだのと、声高らかに騙り出すものが、また支配するために、あるいは、今の権限を捨…

溶け合うことば

複製される理想や、 今を圧縮し、 起源をそこなわせ、 誰もが這う、 乱立するとこしえや、 過激な理想をくわだて、 惰性にみつくろう 瞬間を迎撃しながら、 しなびた夢を食べ尽くす あらがいから、 あいまいになびく思いが、 終焉を謳い、 陰惨なものと化す。

フラクタルなぼく

もこもこの老夫婦、ロボットのともだち、春と銀河、時を連れた散歩道、不自然な印象を吐露する子供たち、五度目の春は、陰気なもんだと散りばめられた星屑、切られた爪を踏んづけて、ふざけた帰り道では、憎しみが忘我にたまり、複雑な幼稚さは、差異を見つ…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 おそろしい獣どもがうごめく情報の上、演技的な世界で義体化された所以たる君や、ロマン主義的な帰巣や、勇躍する瞬間に放たれる矢、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 ちくちく刺さる草、花の吐息や、レーズンのパン、あらがう人々のムスク、車の匂いが充満し、都会の口癖を吐き出すビル群、まる