昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-03-25から1日間の記事一覧

猫と軍事的な春

たんたんと過ぎ去る風景、固形物たる気ままな理想、あらゆる根源は理性を失い、保たれるための理想とは暴力的であり、何かに敵を生み出して、何かを憎むためだけに足並みそろえて立ち向かうことに、正しさなどはなく、示唆するものによって屠られ、生きてい…

描き出す自由

間接的にまじわる運命を整合させ、倦怠感を消費させ、高らかに笑い続ける愛は、冷めたものにすら温もりを与え、諦観せずに、感じ続ける先に記憶を高まらせ、与え合う先に些細な動機は、確かな思いへと超越し、延々と咲き乱れ、誰かの大切な思いが、体制的な…

ピンクの鞄

俺がそうしたくなければ、 そうしないし、 自分を操作するなんて 馬鹿げているから、 馬鹿みたいにデカイ声で 歌い上げる刹那は、 説明する理由がないくらいに美しい。

神経的なものの退廃

前衛的な衝動性が、 間引きするものが、 合致しない今に 欺瞞を織り成し、 絶えず何かを、 萎えさせるために脅す。

雨やどり

雨とあそぶ。 結ばれない身体が、 ずぶ濡れになりながら、 だれた感情が、 誰かの物になりながら、 長い孤独を、 むしゃむしゃと食べる 貪婪な餓鬼が示す 画期的な孤独を、 自らが管理している。 底知れぬ欲とは、 何かを求め、 手にした途端に枯渇し、 さら…

警世の雨

行き先模索し、もとめる君のエゴやら、迎合されるものを崇め、絡め取られる神や、ちぐはぐになる思い出の偶感や、カンバスに描いた魔法のような日々、貧相な雲に乗り、リリカルに捉える隙間から深層心理へと入り込み、混濁する思念が映じるものが収納される…