昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

論文

失うということ

臨月を迎える精神から解脱する瞬間が傀儡化し、運命はお伽話に変わり、関する理由を童話的に乗り越え覚醒する主観に距離感を保ち、虚偽や偶像や習慣性や、収監される先々に論理は凝り固まり、退廃しながら、萎びた記憶に因果を生み出し、今に悩む事を塗り替…

逍遙する精神

権力の内部に収まる者は、権力を擁護し、みずからの力を引き出さずに、権力に荷担し、その中で力を引き出す事を引きずり、みずからに力があるかのように示す事に置かれる事が力であるのだ、と示す事に置かれるみずからに置いていかれる。慰留する感情は、移…

失うということ

反抗心が絶え間ない抵抗を生み、あてがう怒りは、恒久的に自らだけに浸透する。 自由を求め始めた現代から、孤立は生まれ、埋められない孤独から乖離した主体は、存在を求めさまよい、従属すべく、隷属すべきものに依存し、求めた自由がなんであったかを忘れ…

失うということ

共産主義革命の失敗は、人間性の成長の足りなさに起因する。 失う、という事は失う事に原因を残さず、ただ失った情報に撹乱され、状態を攪拌し、すべてを失うに至らせる事を失っていき、その経過に至らせる原因に孤立し、言及される意味を汲み取らずに、暗鬱…

失うということ

浮遊するフュージョンするビジョンは、ジャズ的に一致し、グルーヴを重ね、大きな反響を出来事に与える。 考える、とは細部に渡り触れ合い、微細な変化を緩和させ、盛大に意識に通わせ、物事を周囲に変換し、自らに導き、自らに組み込んでいく。 情報を認識…

失うということ

はじめに純粋なる人間が思いわずらい、世界を導いて、説教をしはじめ、広まる説法に後付けされたペシミストたちの味付けなる終末論的な詭弁が生まれ、対する善悪を用いず、ただ破壊に至らせる暴力だけを、説法に埋め込み、自らの喪失感や、恐怖を埋めるだけ…

失うということ

その場で痛む傷みは、さらなる痛みをその場に引きずり、ヒステリックな今を掻き乱し、さらなる痛みに今が麻痺していく。 居なくなる瞬間から、鈍麻に痛みは怯懦を与え、安易な窮境から精神は朽ち果て草臥れ、腐り切るまでに断ち切る精神的断罪が迫り、毎日に…

失うということ

触れゆくたちまちは、脆くも崩れ去るだけの競合をとり行い、自ら取り払うべき痛みに震え、喪失する陰りに干からびるだけの心身に絶望の全容を拡散し、撹拌される痛みは、半径を失い、今をとりこに、し不安定な身体に移植される意思は、静謐な観念に緩和せず…

失うということ

回帰する瞬間は、確かに愛を伝え、正しくも苦痛な喪失に観念を生み出すよりも、怠惰な世界からかけ離れ、解離する理解から、浸透する今にちぐはぐになりながら、破壊的な瞬間に閉じる永遠も、仄かな理想を携え、生じる運命に強度を与え、悲しみに強さを授け…

失うということ

悲しむ事に本質は無く、失う事に真実は孤立し、本質すらも認識出来ずに、苦しみだけが今に覆いかぶさり、すべてを麻痺させる事により、悲しむ事に本質は失われ、何が悲しいのかも理解出来ずに、苦しみ悲しむだけに至らせるほどの喪失に解れていく理解も、悔…

失うということ

思いの質量により、物や面影や、思いの重さや軽さは変わり、決まった数値などは無くなる。 肉体という枷から外れたら、自由に動き回り、大切な何かにそっと寄り添う。 都合よく思い出したり、忘れたりしながら、確かに今を踏みしめ、二分化する世界で互いは…