昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

現身に備わる悲しみの影も、
モノクロにもだえる
君がゆだねる思念も、
ゆだねたところで
孤立していくだけに至る
君の物陰も、
用いられるほどに
補填される自らを
撃つための暗鬱さも、
アンチテーゼにもだえる
君の記憶も、
清くも無いが、
愛すべきすべてのように
思えるまで続ける。