昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。

鍵も持たずに飛び出し、絶え間ない実情を走り抜け、時間を捨て去り、露骨な支配の物陰へと入り込み、その支配者の臓腑を突きぬけ、あらゆる意味に捕まるだけの保身や、行為に寄贈されるだけの物事を愛で、ないがしろにする一切に立体的な苦しみもちらほら、狭い価値を仰仰しく崇める寂寞から、加点されるものなど蹴散らし、互いの刹那に生まれるものだけを、愛しはじめるのです、まる