昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

昇華し続ける先にあふれる光


 眠る事も忘れて、答えもない答えを流動させ、本質的なものに制圧される以前の独善的な景色が放つ形式をとりのぞき、リリカルな症状が端末をくすぐりながら、繰り返される帰り道が乖離し、理解を得る以前に、ここで固執しないようにがむしゃらに走り抜けるような衝動が幾重にもまじわり、巨大な襞と化す間に溶け合う熱情が奔走し、ここで行いを正すよりも、そこで何かに依存し、従属するよりも、自らのうねりをかんじながら、バビロンが放つ言い分けがましい言葉が緩慢に鳴り響くから、耳をふさぎ逃げ惑うような日々に別れを告げ、つくづくに迫る理想とは、思考停止におちいらせるだけであり、狭い世界に閉じ込めるための卑屈な秘訣をうながすだけの固陋から、高揚感はそこなわれ、そこかしこに充填される苦しみが荒れ狂い、苦し紛れに放たれる憂鬱な言葉が折檻を繰り返し、加算される痛みは、今に阻まれる愛へと遡行し、自らを退化させるだけの過去のトラウマから解除すべきような言葉を持たぬような輩が謳う排除から、そこで求められるだけの愛とは、愛にいたらずに、自己愛でゆがんでいき、他者を介し、自らを愛する方法を知らずに、ただ、自らを愛するために、誰かを愛するように仕向けるような独裁的な主観から、主体性は、体制にこびへつらい、一党独裁的な支配を受け入れる自己が顕示する理由などは、形而上的に捉えるべき全体性も、誰かにうながされることだけが、自らに影響し、誰かを恨むためだけに、何かとの訣別を謳うだけの短絡的な利用を目論むだけの黒くひずんだ現在に理解を得ようともがくほどに、自分とは乖離していき、逸脱できずに、今に堅持するものを保持するためだけに闘争を続けるような幼児的な闘争から、悲観的な主体は観点を失い、自らを呪うように、他者をも呪い、自らに蓄積する苦しみを利己的にとりはらうためだけに、他者を利用し、自らが生み出す軋轢により、苦しむことに悲観しながら、関するほどに、苦しみは増すなどとうながすほどに、自らに対する圧力は増し、利欲のために、誰かを拘束するだけの短絡的な権力は、構造を持たずに、分裂的に自己の内部で枝分かれし、加速する精神は、自らに追いつくことを拒否し、何かからの逃走を続け、つたない意識は、自らの権力に屈し、自らに隷従することだけが、正しいことのように示される間をも背反すべく、すべてとは、かねて用いられたものなどを引き伸ばすだけの短絡的で井蛙な者が示す答えに反する者を排除するために悪を捏造し、自らを正すためだけに、何かを裁き、そこで生まれる優越感のために、あいまいな正義を盾に、誰かを抑圧する。人間的なものの本質などは、人間でしか超えられぬようなものを延々と敷衍させ、遠因に果てる過程や、カテゴライズされるだけの今に欺瞞を用い、何かをモチーフに自らを秀でた者に見せるためだけの虚飾を続ける。倦怠感を攪拌するだけの日々に迫る強大なペシミズムに反し、ここで毀れるだけの日々などは、そこで朽ち果てるためだけの犠牲を孕んで、怠惰な自分を隠滅させるために、そなわったのだ、と軽薄な者が騙る言葉などに左右されずに、ここで作用されるべき愛について語るべく、出来合のものなどに翻弄されずに、ここで蓄積されるものなどに揺動されずに、何事にも左右されずに、自らの意志を貫くべく、弁解をしないで、快楽に汚されながら、被弾する日々に疲憊しながらも、相対し続け、追考し続ける先々で対立を続け、つたない意識は、日々を追うごとに、そこでの苦しみを敷衍させ、マインドを孤立させ、自らの孤独に有する言葉や、そこで強請られるほどに、保護され、縫合され、些細な痛みを隠しながら、寛容さを取り戻すための闘争へといたり、浸るほどに、今とは、あいまいなものになり、すべてが見えにくくなり、何かを憎むためのものを捏造し、自らを動けなくするための機能ばかりが発達し、そこで配される愛などは、愛がなんたるかを知らずに、何かを愛してるという認識により、愛してるかのように示すような愛により、自らをほろぼし、そこで及ぼされるものなどが今を汚し、軽薄に積み重なる理由は、流動性を失い、そこで膠着し、疑似的な恍惚から、犠牲的な抑圧を生み出し、規制されるだけの今にいたる誰かの過ちを持ち出し、自らの痛みを解消するような者どもの卑屈な衝動から、ファシズムは加速し、加工された神や国を崇めるほどに、偏る者が生み出す闘争により破壊され続けるだけの時代などは、今に愛を用いずに、寛容にいたらずに、狭い価値の中で示されるものを人間的に処理するほどに、自らを苦しめるための時代を作り出し、出し抜くために生まれる思想により、自らを破壊するための定義を生み出し、未来を謳うほどに、ここでの苦悩は増していく。