昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

無くした後に補完される愛


 敷衍する面影が吐き出すセリフにリンクし、苦痛にゆがんだ思いが破裂し、一切に厭わずに反響し、配備される回りくどいことばに麻痺し、はびこる悪意をとなえるバビロンから放たれ、徒らに革製品に変えられた動物たちの憎悪がふりつもる夜に同化するものに寄りかかり、ただ、愛し合うとは、むずかしいものだね、と物語の中で孤立する主人公たちは、主軸を失い、暴れながら孤独にさまよい、日々は、比率を生み出し、ひるがえしては、同じような戸惑いにとどまり、とどめを刺すために生み出された定めから、ためらいは絶えず生み出され、打算されるものから乖離し、理解を得るよりも、悔悟をためこむ君の鼓動が静謐に反響し、雰囲気から逸脱し、いびつな試練や、ジレンマを用い、日々が生み出す戒律から離れ、はびこる思いが重たく連なる。無駄がはびこるバビロンだ、と怠惰な感情を切り裂く思いが反証を続け、拙い動機を吐き出すだけの惰性な思いを消去するための現実を捨てる。カビ臭い愛がベットで寂しそうに憂鬱を育てている。息吹くあめの思いが正常さを謳うほどに、異常なものを育て、制限を用い、抑圧される精神が気泡に変わり、表現を乗り越えていく。闘う音がなびいて、深夜にたなびくものに満ち引きする論理が引き出す過去などは、どれも同じようなものを引き継ぐだけに至るようなものを引き伸ばすことだけに長けていくだけに至り、いびつな観念を形成し、正しさにすがるほどに、自らをゆがませるような論法が用いる限りに、正義とは偏りを示すのだ、と分裂していく精神を分断させるほどにたぎるものが、陰鬱な業火をかき消すために、制度を生み出す、正常さを謳うほどに、異常なものを形成し、求められる正しさにより普遍的なコードを形成し、行動を抑圧させるために生み出されるためらいから生まれる怒りを制御できずに、あらゆる制限を壊すための快楽的な暴力性を謳うだけの主知が求める独善的な手法により、生み出された正義が生み出す毒性の悪の底を這いずる意識の終わりに敷衍する汚穢や、汲み取る意味が、君の未来を奪うだけの論調を汲み取り、むくんだ政治性が生み出す強度などは、荒んだ意味だけを勝ち取り、ロジカルな商法により、絶対的な正義を制限なく発揮するために悪を利用し、領土を生み出す汲み取る意味に正義を生み出し、自らの正当性を捕食するだけの懶惰な自己が運び出すプリミティブな精神性は、権利を主張し、現れるものすべてを独占するために絶えず目を光らせ、何かを奪うために、あらゆる制限を用い、独占するためだけに働きを加え、あたかも自分のもののような顔をしながら、立体的な表現が生み出す失意の底で廃位に至る屈辱を踏みつけるような恐怖を植え付け、翻弄される精神の嗄声がうながす先で枯れ果てる君の過去が生み出すカオスのコアや、そこで汚れるための虚栄から、掌握されるために居続ける過去の奴隷として、引きずられる現在の餌として、備わる意味から避難できずに、立ち向かう勇気に緩衝していく思いは、フラクタルなものを恨み続けるサイクルから逃れ、自らのルサンチマンを商品に変えるようなぬかるんだ世界から離れ、何の権利も求めずに、権限を持たずに健全さを謳わずに、兼用されるだけの論理などを吐き捨てるだけの論調や、推論ばかりが迫り、気がかりなの、と好意を示すふたりの過去でよりを戻すようなシーンが断続し、そこでの過去の終わりは、別々の意味をちぐはぐにつなぎ合わせた過去の中でいない二人を追いかけるような孔食を生み出したハートに鎮座する挫折した君の印象にとろける統合されるための王位を変換し、そこで与えられる位などは、何かを測るためだけの証拠などを認識させるために名付けられた途端に、すべては重みを持ち、重荷に変わるだけだし、出し抜けることばかりを考えているような者どもの根幹になびく歌声がうるさくつきまとい、金言などが放つ期限や、祈るための幸福などは、自らを信じられぬ者が何かにすがることにより、自らの存在を再認識するための儀式的な生贄として、自らを捧げ、承認欲求ばかりがネットワークの強度を増し、大きな脳を徘徊する者どもの理屈が、いくつも重なりながら、かいがいしく貪るための意味を敷衍させるほどに窮屈になる世界を世界として認めるための答えだけが、正否を騙り、正解をうながすほどに、蓋然性の中で引きこもる。無くした後も怒りは響くし、完全性を謳うほどに善政とは死に絶え、全部悪に操作されるのであるし、あらゆる原理とは、悪を超克できずに、悪を引き伸ばし、茫洋たる形式にとどまり、自らを利己的に苦しめる独裁的な自己を打ち倒せずに、革命などを外に向けるのである。自らを打ち倒せずに、革命などはないのであり、革命などは、はじめから存在もしないものなの、だ。