昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

超克し続ける

あてもなくさまようアナーキーな彼女が叫ぶ、アンチクライスト。暗号化された乳を探す乳児が泣く夜。因果律にゆらぐ枯れた木々。崩壊するために保たれる文明から離反し、半減期も数万年の汚染された大地を尻目に、小さなことで戦争に至る人々。初心なだけの君と誰かが拡散するジレンマが時代をまさぐり、偶像崇拝を続けて、妄りに世界を信じるから、苦しみは増していき、幾ばくかの可能性すらも喪失し、素因に現れたサインすら見逃して、みすぼらしく今を貪り、生きていること自体をあやふやにし、憎しみばかりが増加し、加算する苦しみを誰かに課せて、懐疑的な日々は、日増しに苦しむことだけに専念し、捻出される苦しみの虜になる。理解や叡智を超えたところに、真実や本質は存在し、三半規管にからまる罪の意識が、儀式的な苦しみを謳う以前に、おざなりな罪を昇華させ、資本的な罪を飛び越え、応じるだけの答えを乗り越えて、自らの正しさに行き着き、いびつな観念を乗り越えて、たたずむ一切を厭わず、煩わしくとも、弔う先に群がる事実とは、真実味すらなく、今を調律しているようで、狂っていると、理不尽な政治性が促す時代的な余韻に迫るカタストロフをコピペするだけの無作為な日々を超えて、伝説的に逍遥し、豊かさを騙るだけの苦悩を超越し、生きていくとは、生かされるほどに凶暴になり、暴力的に支配したがるし、誰かを独占したところで、しあわせなんかになるはずもなく、次なる狩に出かける君の思想は、偏りを示すばかりだ。