昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

競合の果てに

張りぼての身体に迫る貪婪な死。肉塊と余韻が互換される限りは、世界との摩擦は絶えず引き起こされ、死は短絡的な動機やモラルなんかと同化して、近くの誰かの死は、何か遠くで引き起こされ、そこで堕落しては、フラクタルな構造の中で氾濫する流行的なものに漁られていく。乱立する言葉の奥の物陰では、ミリタリズム的なものが汎用されて、攪拌される政治的なリズムにより、退廃的な傀儡として謳歌する世界から死別した君との間に配給されていた無尽蔵な愛や、動いていた臓器やらが混ざり合っては、意識に反乱を巻き起こす。やがて体内ではクーデターが始まり、データ化された愛などにより、無理矢理に婚姻へと至らされた化石化した奴らがグルーミングしている窮屈な世界での吸血を続ける巨大な蚊たる権力に蝕まれた身体の中を這う寄生虫たる彼や彼女たちの言葉が、意識を崩壊させ、考えさせることを辞めさせるために絶えず宣伝は洗脳を続け、ファシズムへと移行させ、誰かが発信することに発狂していることが、普遍的であると、カタトニーな社会のリゾームを腐らせるために、悪いことだから悪いのだと妨げる連中こそが、いちばんの偏りを生み、何かを崇拝することでしか、自らを認識できないような輩が、この世界を牛耳ってるんだから、呆れ返るけど、そんなものに引き摺り回されるわけにもいかないし、いけ好かないことを崇拝するように強要する奴らの鼻と口の間を蹴り飛ばし、二度とそのような言葉を吐き出せないようにするために、私たちとは生きているのであり、手荒いことをしながらも、しらみつぶしに破壊するだけの惰性なルサンチマンを許しはしない。手なずけられ、懐かしむためだけにたむろしているシステムに反するということをも超越し、治癒してこそ、新たなものを創造し、次なるものに引き継がれずに、ただ過ぎ去るままに消え去るということを楽しんでこそ、死を超過し、行方不明のままに鎮座する生とは、はじめからどこにも存在せず、何も残さずに、ただ消えるということを謳歌するための必然性すらも裏切るのだ、と。