昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

空と君

突き動かす夢やイメージ、誰にも触れられず、猜疑心が氾濫する孤独なものとの対峙、そこで対比されるものに即座に貶され、苛む思いの波形、杞憂だと崇める意味と君のコア、なにも鼻から当てになんかしてないから、わずらわしく結ばれる事柄に鎮座し、恒久的に氾濫する意味と君のあいだに生まれる愛に似たような嫉しい無情さに突き動かされ、ささやかなしあわせも、即座に倦怠感をもよおし、モヤモヤとしてゆく先々でぶつかり合う衝動が、都会を壊して、諦観にみちびくだけの既存の価値に騙されていた日々にさよならを告げ、つくづくに迫る代償なんかを謳うニセモノの台詞が降り注ぎ、この今の終わりが泡のように消えるだけであると、概念が交わり、善と悪すら回収され、最終的には食べることすらままならなくなり、くたびれても尚、なにかを愛していたような感覚だけが今をいたわり、いつか慈しんでいたものが、真実であったのかと、あてがわれた今に重複し、服従していただけの日々を即座に捨てて逃走すべきであり、闘う意味を履き違えずに、守るために磨耗し、自らをも愛せなくなってしまい、言い訳がましく迫る今に現れる欺瞞の中で、不満をばらまきながら、慢性的な痛みの中で訝るだけに至る今に狩られないように、ツメを研ぐ。バカを支持して良い気になっているだけの白昼夢、考えることしら諦めた奴らの連帯感、なにを信じるかすらわからずに、上の空で他人事で出来た世界を信心して、自らを査定するための価値に擦り寄り、崇める先ではニセモノの神が価値を騙り、稼ぎのほとんどを上納し、上納するほどに増してゆく快楽の虜になり、捧げるほどに増してゆくよろこびのために日々を生きるだけの空疎な自分を破壊するための社会の終わりであり、世界の破滅であり、そこでは、すべてが終わるようで、なにも終わらずに、すべてを受け入れ、新たに始めるだけなのだ。我々の自由は、我々で作り上げ、責任逃れや、責任などを押し付けずに、自らが成し遂げることだけに専念するだけだ。