昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

宿命

悪魔たちの正義がまかり通る、踏み外した命はそのままに、大義を掲げてみたものの、その旗の重さに耐えきれずに、押しつぶされてしまうだけの奴らの病んだ権威化が啜る気配、明日はいくらかマシだって叫ぶ君が信用していたものが信用を謳う世界は自らが謳う信用により破滅し、自らが救われるために、たまらずに統治し、あらゆる原理を訶み、あるいは放置しながら、自らの快楽のために自らを傀儡とし、従えるもののために吐き出すものを自らが啜るような恒久的な機械として、反芻する意識に擦り寄る住みよい街などを謳う集団催眠の間から、同一化をほどこす教育で脅されるだけの君は秘密裏に処理され、被害者意識を加速させ、意識に枷を嵌め、自らの無能さを讃えるだけの日々から抜け出す。誰かを信用するように自らが信用するほどに、正しさとは損なわれ、なにかを利用し、詆るだけに至るだけの欠落から、そこで欠如してゆくだけの苦悩に寄りかかるための大義などにより、自らと自らは互い違いになり、互いを恨むだけに至るような自己という部屋の中、みんなといても深まる孤独感に襲いかかる散漫な問題、怠惰な意識に擦り寄る過程から、価値観を排泄するだけの資本的な値から、稼ぐほどに喜悦感にふるえる君が実験的にほどこすものが、ここでの孤立をマッシュアップしながら、主体性をソテーして、せせらぐ有形の最中、憂鬱にこしかけ、ノックする自我の扉、ラストは主体性が醜態を晒す前に、自らを撃ち抜く銃口の穴から香る火薬のにおいがプラトニックに脳内をくすぐり、偽装された真実に帰巣するだけの自我の奥底で確立された母を奪う父を憎む的な神話的な偽装に嗚咽しているだけの精神分析がほどこす脅しにより分離不安にふるえる君の歌のギミックがギトギトしているから、お湯的な言葉で、その機械油まみれの心情を洗い流すことすら、神事的なカタルシス効果だ、と促すだけの打算的な分析の厚着を脱がせて丸裸にすべく、すべては分析の外にあり、蝕むだけの言葉で育むべき未来などを謳うような輩が示す尺度や、そこで占有されるだけに浸るための快楽のツールとして存在する若者のすべてを分け隔てるだけのコード化を勧めるような宣伝を切り裂いて、すべての情報とは、なにかを締め出すために存在し、なにかを加工して、囲いの中に入れるためになんかは存在すらしていなくて、そこには存在を蔑ろにして、誰がために促す情報なのか、と彷徨う意識の嘆かわしさだけが交差し、そこで効果があるのは、どれだけ扇動し、これからどれだけのものが釣れ、つたない自分を5分間の有名人に変えるのか、と促すウォーホールのスープ缶の上で写実的な夢を促進させる。